necco Note
デザインも言葉づくりも、難しいけどおもしろい。 |necco 社員インタビュー vol.2 |アシスタントデザイナー・エディター 龍神 菜緒さん
- Careers
neccoのメンバーや働き方を紹介する、necco社員インタビュー。第2回は、アシスタントデザイナー兼エディターとして働く龍神 菜緒さんです。
インタビュー・記事執筆・写真撮影は夏井が担当しています。
プロフィール
龍神 菜緒(りゅうじん なお)
2022年12月入社 / アシスタントデザイナー・エディター / 2022年12月〜2023年11月末 秋田オフィス勤務・2023年11月末〜東京オフィス勤務
神奈川県生まれ。大学卒業後は損害保険会社に入社し、官公庁や企業の従業員向け商品をメインに担当。休職をきっかけにデザインと出会い、個人事業主としての活動を開始。デザインをはじめた当初からneccoがつくるものに魅力を感じており、秋田への転居もあり思い切って応募。2022年12月より参画。好きなものはデザイン、犬猫、ジンベエザメ、コーヒー、ビール、辛いもの、旅行。
詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
※このインタビューは龍神さんが秋田オフィス勤務の際に実施したものです。
損害保険の法人営業から、フリーのデザイナーへ
― 龍神さんの仕事内容を教えてください。
肩書きとしては、アシスタントデザイナー・エディターです。 ウェブや紙媒体のデザインやワイヤーフレーム、コピーの作成、お客さまの企業や競合の調査や資料作成などもしています。
デザインは、リードデザイナーさんが作ったデザインをもとに他のページやスマホに展開したり、フッターやメニュー周りなど部分的なデザインを進めることが多いです。最近では、メインデザインを担当させていただいたり、イラストを描く機会もいただけて嬉しいです。
エディターとしては、ウェブサイトやパンフレットなどに載せるコピーやテキストの作成、校正などの言葉づくりをしています。とにかく毎日色んなプロジェクトで色んな業務に関わらせてもらっています。
― 前職ではどんな業務を担当していましたか?
損害保険会社で法人営業をしていました。企業の従業員向けの自動車や火災保険を販売している代理店に通って、商品の勉強会や提案をするのが主な仕事です。とにかく外回り中心だったので、いまでは考えられないくらい毎日歩いてました。
デザイナーやエディターとは全く違う職種ですが、お客さまとのやりとりの仕方など役に立っていることも多いです。そのあとは退職してデザインと出会い、約2年間フリーランスとして活動していました。
― フリーのときはどんな仕事をしていましたか?
ウェブサイトやパンフレット、ロゴやイラストなど、いろいろ作らせていただきました。 すべて自分で管理して、プロジェクトを進行しないといけないのでプレッシャーもありましたが、とてもいい経験になりました。 もともと人が熱くなっていること、ものの話を聞くのが好きなので、ウェブサイトやロゴ、デザインするにあたってお店や会社の歴史や背景をたくさん聞けるデザインのお仕事が好きだなと改めて気がつきました。
― デザイン、エディトリアルに興味を持ったきっかけを教えてください。
小さいときからイラスト、キャラクターづくりが好きで、オリジナルのキャラクターを作って冊子にまとめたり、段ボールでキャラクターのキーホルダーを作って幼馴染の家に届けに行ったりしていました(笑)
文章、エディトリアルに興味を持ったのは、フリーランスになった時だと思います。もともと口下手で、言語化して物事を伝えることが今よりずっと苦手だったんです。フリーで活動していくときに「何を?」「どうやって?」「どうして?」など全てを自分で考え、伝えないと何も進まないことに気がつき、自分の気持ちを言語化するために日記を書くようにしました。デザインやイラストを書くうえでも、とにかく言語として落とし込むことを意識していました。
neccoのメンバーは芯が強くてストイック
― neccoとの出会いは?入社したいと思った理由を教えてください。
X(旧Twitter)です。 2021年夏くらいにWORDSさんのサイトが流れてきて「好き!」となって、neccoのサイトの実績ページをひたすら見まくっていました。neccoに転職を決めた理由は、「総合的なデザインを提供しているところ」「人があったかいところ」「neccoのつくるものが好きすぎるから」です。
― 書類審査通過後、課題に挑戦してもらいましたよね。いかがでしたか?
難しかったです!今考えるとわかるのですが、neccoでは「自分で考えて、行動すること」が大切とされていて、それが課題にも反映されていたように感じます。とにかく悔いは残したくなかったので「ここまでやったらキモいかな」と思いながら、隅々まで本気で挑みました(笑)
いま見ると、もっと色々できたと思ってますが、提出した時に夫に「提出した!これで無理だったら悔いはない!」と言ったのを覚えています。それから、課題挑戦中に何度かneccoのデザイナーチームにレビューをもらう機会があったのですが、レビューの言葉から優しさを感じて「やっぱりどうしても入りたい」と、どんどん力が入っていきました。
― 入社前と入社後でギャップなどはありませんでしたか?
入社前からすごくキラキラして見えていました!もちろん、キラキラして素敵な方ばかりで素敵な会社なのですが、一緒に仕事をしてみると、意外とみなさん芯が強くて熱くてストイックな方が多く、かっこいい方が多いです。尊敬しています。
また、メンバーの勤務時間が9:00〜18:00と10:00〜19:00に分かれていたり、時短勤務や長期休暇など、融通のきく職場で働きやすいなと感じました。その分、責任を持って仕事を終わらせることが大切になってくるので、「自分で考える」ということが想像以上に重要だと感じています。
(✍️ 龍神さんが入社時に書いた記事:個人事業主からnecco入社を決めた理由)
― 入社してもうすぐ1年ですが、改めて振り返っていかがですか?
時間が経つのが早すぎます!いまだに「neccoに私いるじゃん!」「わ、本物の◯◯さんだ!」って思うことがあります(笑)
よくメンバーには伝えてますが、neccoの皆さんと一緒にデザインしていくことは私にとってほぼオタ活です!大好きなneccoのデザインが完成できるまでの過程を近くで見れる、一緒に作れるなんて…!
― 仕事がオタ活って最高じゃないですか! とはいえ、デザインとエディトリアルの両方こなすのは大変では?
率直に、両方やらせてもらえてよかったなと思っています。もちろん難しいです。コピ−100本ノックしながら「エディター難しすぎる!」と思うことも、デザインしながら「デザイナーむず!」と思うこともたくさんあります。でもそのおかげで、ひとつのプロジェクトを言葉づくりとデザインの両面から捉える癖が、以前よりもついたように感じます。
― フリーで活動していたときと比べると、どんな違いがありますか?
相談できる人がいる、なんでもない話を聞でいてくれる人がいることが大きく違います。 あとは、みんなでつくるってすごく楽しいですし、一人では思いつかなかった、作れなかったデザインに辿り着くことばかりで勉強になりまくっています。
たくさんのプロジェクトに関わって、デザインと言語化力を高めたい
― neccoに入社して身についたことはありますか?
他のメンバーの仕事を意識するクセがついてきたように感じます。元々はフリーランスで一人でお仕事することが多かったので、自分の仕事量だけを意識していました。necco入社後は、チームで働くにあたり「この人大変そうだから、私もお手伝いしよう!」と少しずつ声をかけられるようになってきたように感じます。それは、neccoの文化として、誰かが大変だったら助ける、声をかけるというのが根付いていたからかなと思っています。
デザインする時の視点も、入社時より広がってきているように感じます。以前はグリッドの概念すら持ち合わせてなかったので…。
― 仕事で苦労したことと、その乗り越え方があったら教えてください。
デザイナーとしてもエディターとしても、まだまだスキル不足を感じることが多く自信がなくなってしまうことも多いです。ここだけの話、泣きながら帰ったことも何度もあります。
好きな音楽やラジオを聴きながら帰ったり、夏井さんや髙木さんやneccoのメンバーに支えてもらって頑張れています。秋田オフィスでは、誰かが頑張っていると「最高だよー」「今のミーティング最高でしたよー」と声をかける文化(?)があるのですが、その言葉にも支えられています。
― 普段取り組んでいる勉強法はありますか?
休日に自主制作をして勉強することもありますが、基本は勤務中にできる限り吸収しようと思っています。デザインレビューをもらったときに「なぜこれが良いのか」「なぜこれだとよくないのか」の理由を聞いてみたり、自分が関わってないプロジェクトのFigmaを勝手にのぞいて、デザイン見させてもらったりしています。
neccoではアーカイブに過去のデザイン履歴を残しているので、どう考えてデザインしているかの過程が見ることができ、とても勉強になります。あとは、デザイナーにひたすら話しかけます。今は秋田オフィスなので同じオフィスにデザイナーはいませんが、Figmaのチャットで「これどうやってやってるんですか?」「これ好きです!」と少しでも先輩デザイナーのデザインを見て、聞く時間を作るようにしてます。
― 仕事のやりがいや、おもしろさは何だと思いますか?
実際にウェブサイトが公開されたときに「わ、本当にこのウェブサイト存在している…」と、安心感とともに仕事のやりがいを感じます!あとは、デザインの難しさでもあるのですが「もうこのデザインは私にはできない」って心折れた後から少しずつデザインがいい方向に進み出したりして、スーパー難しいけど、スーパーおもしろくて不思議な仕事だな〜と思っています。
― 龍神さんの今後の目標を教えてください。
デザインもエディトリアルも両方鍛えていきたいです。自分から手を挙げれば、基本的になんでも挑戦させてもらえる環境なので、できる限りたくさんのプロジェクトに関わりたいです。そのなかで言葉づくりなどのエディトリアルで言語化しつつ、さらにデザインに落とし込めるようになっていきたいです。
この冬からは東京オフィスへ
― necco秋田オフィスの雰囲気はどうですか?
マックの新作バーガー情報が異様に早いです(笑)秋田オフィスはとても居心地がいいです。もともと人見知りで会社に馴染めるのか心配していましたが、夏井さん髙木さんが温かく迎えてくださったおかげで、今ではあまりにも素で過ごしています。東京オフィスやリモートのメンバーと直接会う機会があまりないのですが、いつもSlackでコニュニケーションをとっているので、なんだか会っている気になっています。11月末からは夫の仕事の都合で東京へ引っ越します。東京オフィスのみんなと一緒に働けるのが楽しみです!
― 趣味はありますか?休日や退勤後の過ごし方を教えてください。
趣味はラジオを聴くことと、クラフトビール、サウナなどなど。ラジオは好きなお笑い芸人や俳優、アーティストの番組を聴いています。ロバート秋山竜次さんの番組を夏井さんにすすめたら、ハマって毎週聴いているみたいで嬉しいです。クラフトビールに限らず、もっぱらビール党です。最近は健康のために控えてますが、以前はクラフトビールのサブスクに登録して毎日違うクラフトビールを楽しんでいました。
最近はなかなか行けてないですが、旅行も好きです。ひとり旅でも誰かと一緒でも!旅先で個性的なご当地Tシャツを買って集めています。全然着る機会ないですが(笑)
退勤後は基本外食はあまりせず、自炊が多いです。何度か秋田オフィスのメンバーに秋田のご飯やさん連れて行ってもらいましたが、どれも美味しくて最高でした。秋田は本当に何食べても美味しいです。
秋田での休日は、ひとりサウナが多いです。ユーランドホテル八橋がお気に入りです。東京には有名なサウナも多いので、ぜひ行ってみたいです!
― 龍神さんといえば「辛いもの好き」ですよね。コンビニのお弁当などにハバネロパウダーをかけているのをよく目にします。
辛いもの大好きです!一味だと入れすぎて食感が変わってしまうので、比較的少量で済むハバネロパウダーに落ち着きました。会社にも常備してます。社用ハバネロ、現在2本目です。
よくneccoメンバーには「どうやったら辛いものに強くなるのか」と聞かれますが、激辛は訓練です!コツコツ積み上げていけば、少しずつ鍛えられていきます。推奨はしません(笑)
辛いものの中でも、特にラーメンが好きです。実家では辛ラーメンを箱買いしてストックしてました。辛さの奥に旨みもあって、美味しいです。荒く刻んだ椎茸を入れて食べるのがおすすめです。チーズも合いますが、せっかくの辛さが和らいでしまうのがもったいないので入れません。もちろん辛さは足りないので、ハバネロ追加します。
麺は、有名なプルダックポックンミョンが美味しいです。もちもち。辛ラーメンもプルダックもカップ麺ではなく袋麺派です。
店舗だと、王道ですが蒙古タンメン中本が好きです。北極やさい、辛さ4倍(意識高い時は、こんにゃく麺に変更)が好みです。いつも帰省した時にひとりで食べに行きますが、私なんかでは比にならないくらい辛さに強い人たちが沢山いて「まだまだだな」と思っています。この冬からまた関東に住むので、精進します。
1日の流れ
9:30頃
出勤
10:30頃
ブログ書いたり、自社のワークフロー改善したり、日によってやることはバラバラですが、文章を書く仕事はできれば午前中にやっておきたい!
12:30頃
お昼ご飯!お弁当を持参したり、コンビニで買うこともあります。MYハバネロパウダーをかけまくってます。
13:30〜
お客さまとの定例ミーティングや社内のミーティング、ペアデザインなども多いです。
20:00
退勤。洗い物や片付けをして帰宅。
夏井’s Eye👀
どんな仕事にも挑戦するがんばり屋さん。激辛耐性はneccoナンバーワン!
龍神さんはデザイナー兼エディター。どちらもこなすのは相当しんどいだろうに、いつも明るく「デザインやります!」「ライティング手伝います!」と立候補してくれる、すごいパワーの持ち主です。また、龍神さんと私は誕生日が同じで、好きなものや性格、体格、笑いのツボも似ています。陽キャに見えますが実は陰キャ。人前に出るのが苦手な裏方気質、でもこっそりおもしろいことを考えてフフフと笑っている。そんな人です。私と明確に違うのは激辛耐性くらい。オフィスは離れてしまうけれど、これからもいっしょにマックの新作バーガー食べましょう。(激辛は遠慮しておきます…)
お仕事のご依頼・採用募集
📮 お仕事のご依頼やご相談、お待ちしております。
お仕事のご依頼やご相談は、お問い合わせ からお願いいたします。
🤝 一緒に働きませんか?
下記の職種を募集中です。より良いデザイン、言葉、エンジニアリングをチームで追求していける方をお待ちしております。詳細は 採用情報 をご覧ください。
- デザイナー
- アシスタントデザイナー
- フロントエンドエンジニア
- アシスタントフロントエンドエンジニア
🗒 会社案内資料もご活用ください。
弊社のサービスや制作・活動実績、会社概要、ご契約など各種情報をまとめた資料をご用意しています。会社案内資料 からダウンロード可能ですので、ぜひご活用ください。
(2024年10月時点)
國原 萌花
Moeka Kunihara
東京都生まれ。6歳よりクラシックバレエを14年間習う。大学ではコミュニケーション学を専攻。ライターや広報、プランナーなど全6種8社のインターンや会社の立ち上げメンバーとして活動しつつ、レストランのホールやバレエの幼児クラス教師としてアルバイトに取り組む。その後、2024年2月よりneccoでアシスタントディレクターとしてアルバイトを始める。同年4月より正社員として入社。2代目阿部さんになるべく修行中。犬(特にトイプードル)、さっぱりとしたアイス、サラダ、梅干し、サウナが好き。