はじめまして!
2025年の4月にアシスタントデザイナーとして入社した、夏目知佳と申します。
neccoに入社する直前まで、新卒入社した教育系のITサービスを提供する事業会社で、約3年ウェブデザイナーをしていました。
初necco Noteとなるこちらの入社エントリでは、自分のバックグラウンドやneccoを志したきっかけ、入社後のギャップ、そして今後の抱負について語ります!
ドイツ語専攻からデザイナーの道へ
まずは簡単に、自分のバックグラウンドから。
もともと、情報を整理してわかりやすく伝えることが好きで、ポスターや学級新聞づくりが楽しかった記憶があります。
その延長でデザインにも興味があり、高校時代にはデザインツールを学ぶサマースクールに通ったこともありました。
そのまま大学でデザインを学ぶ…と思いきや、高校生の自分はそんな進路の選択肢があると全く気づかず。
「発音がかっこいい、聞いていると心地よい」という理由で、ドイツ語専攻に進学しました。
そして「プログラミングって単語の響きがかっこいい」と始めた、アルバイト先のキッズプログラミング教室で、デザイン専攻の学生と出会い、その進路があったのか!と衝撃を受けました…!
とはいえ学業にサークル活動、アルバイトに忙殺され、デザインとは遠い大学生活でした。 転機となったのは、新型コロナウイルスの流行でした。あらゆる動きが止まり、急に時間ができ、今しかない!とデザインの独学を開始しました。
その後、ご縁のあった事業会社でインターンを開始。そのまま新卒で入社し、デザイナーのキャリアを歩み始めました。


デザイナー1社目での経験と葛藤
新卒で入社した事業会社では、自社開発のITサービスにまつわるデザインとコーディングを主軸に、自社サイトのブランディングや採用活動など、たくさんの仕事を経験させてもらいました。
ウェブデザイナーの肩書きにとらわれず、多彩な領域にチャレンジができる本当に素敵な環境でした。身体が二つあったら、もう片方の自分はそこで働き続けたいくらい、大好きな場所です。
しかし、クリエイティブそのものをレビューする文化があまりなく、作ったデザインがそのまま外にでることも多かったため、もっとデザインについてビシバシと言われてみたい!という不思議な欲がだんだんと芽生えてきました。
次のキャリアでは、デザインに真正面から向き合い、チームで切磋琢磨しながら、お客さまの成果につながるデザインを追求する環境に身を置きたいと考え、転職を考えるようになりました。
neccoとの出会い
私とneccoとの出会いは2020年5月、ディレクターの田口さんがきっかけでした。
デザイン独学時代、周りに似た境遇の人がおらず心細かったのもあり、田口さんが自主制作した『DOKUGAKU×DESIGN 独学のデザインと、デザインの独学。』を、お守りとして購入していました。

田口さんの所属する会社がneccoと知り、自ずとneccoの制作物や発信をチェックするようになりました。
そこから、特に直接コンタクトを取るわけではないけれど、neccoの制作物やnecco Note、登壇をちらちらとチェックする、隠れファンのような状態が4年半ほど続きました。笑
neccoの発信で特に印象深かったのは、オンラインセミナーの「チームでつくるデザイン。neccoの舞台裏」。
お客さまの成果のために圧倒的な量の案を出したり、依頼の背景を考え抜くことで次の提案に繋げていたりと、デザインに向き合う熱量に圧倒されたと同時に、制作物のクオリティはこうした積み重ねで実現するんだ!と感動しました。

そんな背景もあり、転職を決めた際、真っ先に思い浮かんだのはneccoでした。
しかし、その当時neccoはデザイナーの募集はしておらず、そもそも自分にも、ポートフォリオも、掲載できる自主制作等もない状態でした。
まずはグラフィックデザインの自主学習や自主制作に取り組み、数ヶ月待ってみて、募集が再開したタイミングで応募しようと決意しました。2024年の9月末のことです。
募集は突然に。ポートフォリオに捧げた2024年10月
ところが、なんと!その決意の数日後に、neccoのデザイナー募集開始が告知されました。タイミング…!
応募締切は2024年10月31日。もちろん自主制作や独学など全く準備ができていない状態でしたが、このチャンスを逃してはいけない!!と、フルタイムで勤務する傍ら、大急ぎでポートフォリオを作成しました。
制作は本当にギリギリで、応募ボタンを押したのは、締切の約5分前でした。笑
大きな声では言えないですが、提出直後のポートフォリオサイトのコードはボロボロ。スマホで見るとモーダルがバグるという絶望的な状態。その日は徹夜でバグフィックスしました。

絶望と感動。採用課題に痺れる2024年11月
そんなこんなで怒涛の10月を過ごしましたが、採用課題に取り組んだ11月は、さらに盛りだくさんの1ヶ月でした。
架空の企業の新規サービスサイトを作成する課題でしたが、ポートフォリオ制作が霞んで見えるくらい、本当に大変でした…!
特に以下の点が大変でした。
- neccoメンバーに2回フィードバックを依頼する必要があり、時間配分が重要
- しかし、ワイヤー作成にライティング、そしてデザイン、すべて思っていた以上にものすごく時間がかかる
- 見えないライバルの進捗を想像し、焦る
- 思い描いたデザインをうまく形にできず、歯痒い
初回フィードバックは絶対に早い方がいい!と1週間で初稿を提出するスケジュールを組んだのですが、到底間に合わず。やばい、全然手が動かない…と絶望したのを覚えています。
なんとか初回提出をして、ほっと一息。と思いきや、半日ほどでneccoからフィードバックが!
レビュー文化の少ない環境にいた自分にとって、これがほぼ初めての純粋なデザインフィードバックでした。細かな余白の取り方や情報のリズム、書体の選び方、色の選び方などなど。自分がざっくりとしかデザインを見ていないことを痛感するとともに、デザインをよりよくしていくコミュニケーションを体験し、心底感動しました。
そこから第二稿、最終稿と提出をして、なんとか採用課題を終えることができました。
全力を尽くした1ヶ月だったので、選考の結果を見るのは本当に本当に緊張しました。12月のしんと静かな夕暮れ時、会社の屋上でひとり挙動不審に5分ほどウロウロして、ようやく結果を見れたくらい、緊張していました。笑

採用課題については、阿部さんが下記にて詳細に書かれています。こちらもぜひ、ご覧ください!
neccoのデザイナー採用と採用課題の話 – Stack Nagoya Fes Vol.3に登壇しました。とその後の社長面談まで
面談ラッシュの2024年12月
ありがたいことに課題選考も通過し、ついにneccoメンバーと直接お話する機会をいただきました。
緊張でガチガチだったデザイナーチーム面談の冒頭、デザイナーの長野さんが、私がポートフォリオに掲載していた写真とおそろいの指輪を見せてくださり、一気に気持ちがほどけました。ありがとうございます…!

結果がどうなるかわからないので、あまりneccoのことを好きになりすぎないように(?)意識していたのですが、デザイナーチームの面談が本当に和やかでいい雰囲気で、このチームで一緒に働きたい!と強く思いました。
その後、役員の方々ともお話の機会をいただき、最後はついに東京オフィスで阿部さんとの面談!イメージトレーニングのために、阿部さんのオンラインセミナーの登壇映像を見ながら中目黒に向かいました。笑
正直、最終の面談はほとんど記憶がありません。後日、阿部さんから「すごく緊張してましたね」と言われたので、すごく緊張していたのでしょう…!
neccoのアシスタントデザイナーとして入社して
そうして2025年の4月からアシスタントデザイナーとして入社し、あっという間にもう半年が経とうとしています。
入社後はアシスタントとして、
- 配下ページのデザイン作成
- PCのデザインをSPのデザインに展開
- メインビジュアルの案出し
- デザインに使用する写真の補正
といった業務を主に行なっています。
業務内容や仕事の流れに入社前後で大きなギャップはありませんでしたが、働く中で驚いたことも、いくつかありました。
入社後に驚いたこと
- 絶対によいデザインをお客さまに届ける!という情熱のまっすぐさ
- デザインのプロフェッショナルとして、自信をもってお客さまに提案する姿勢
- 「良い仕事が、次の仕事につながる」を目の当たりにした
このデザインが最適なのか、ほかに表現の可能性はないのか。この文章で伝わるのか。もっと心地のよいアニメーションにできないか。などなど、クリエイティブディレクターの阿部さんを中心に、ギリギリまでクオリティを追求していく姿勢を側で見て、入社後は本当に驚きました。
もちろん、お客さまから直接そのように依頼されているわけではなく、対価をいただくプロフェッショナルとして、お客さまの成果につながる「よいデザイン」を考え抜き、手を動かしていく姿勢です。
ここまで考え抜いたことがあっただろうか、と気が引き締まったのを覚えています。
そして、そうした思いで制作したものが、新しいお客さまやお仕事の出会いのきっかけになっているのも目の当たりにし、プラスのエネルギーでビジネスが展開していく様子を間近で体感しています。
前職はどうしても仕事が社内で完結しがちだったので、そういった意味でも新鮮でした。
入社後にできるようになったこと、変化したこと
- Figmaでできることが増えた、スピードも上がった
- 頭の中だけで考えず、実際に手を動かすようになった
- 作業と思考を切り分けるように意識するようになった
前職よりも扱うFigmaファイルの規模もぐっと大きくなり、コンポーネントやオートレイアウトなどを駆使した効率的なファイル整理が必要になりました。
最初はおぼつかなかった操作も、何度も繰り返すうちに手が馴染み、入社直後と比べてかなりスピードが上がったと思います。
もちろん、先輩方のスピード感には遠く及ばずですが…!まだまだ速くできそうです。
実際に手を動かして目に見えるものをつくらないと、 よりよいデザインはどれか?と議論することができません。当たり前に感じるのですが、入社直後の自分は意外とその視点が弱く、作らずに想像だけで話しがちでした。現在は、可能性を感じたら手を動かす。その上で迷ったら実際の制作物をもとに相談・議論する、を徹底するようにしています。

苦労していること
- 自分の造形力や表現力への歯痒さ
- 作業のスピードについて
- タスクの分解や、時間の見積もり
時間をかけても、どれだけ悩んでも、魅力的なビジュアルにならない。現状をシェアしようにも、どこから相談すればよいだろう。などなど、なんで自分はこんなにできないんだ!?悔しい!情けない!と思う瞬間は数知れず…!
そんな時は、阿部さんにいただいた「自分のできなさではなく、どうすればよいデザインにできるか向き合う」という言葉を思い出すようにしています。
また作業ペースについては、先ほどFigmaの操作レベルが上がったとは書きましたが、まだまだ省ける無駄は多そうです。先輩の動きを観察したり、質問したり、他の方法を探ったりしながら、スピードアップしていきます。
今後の抱負
スキル面でもマインド面でも伸びしろだらけで、焦ったり落ち込む場面もたくさんあります。
ただまずは、いいデザインを生み出すneccoチームの一員として、どんな思考や行動が、このチームにプラスの影響を与えられるか?を常に念頭に置き、日々の業務に取り組んでいきます!
とにかくたくさん手を動かして、メンバーの素敵!と思った行動は真似して、たくさん吸収して。
今やれることを素直に積み重ねて、着実にパワーアップしていきます!

おまけ:箱猫ちゃんXアカウントのご紹介
最後に、運用に携わっている箱猫ちゃんのXについてご紹介させてください!✨
突然ですが、neccoコーポレートキャラクターの箱猫ちゃんと、そのベストフレンドのおばけちゃんのSNSアカウントがあるのをご存知でしょうか。

アシスタントメンバー3人と、クリエイティブディレクターの阿部さんで運用を行っており、私は写真の撮影を担当しています。


クールでキュートな箱猫ちゃん・おばけちゃんの魅力がより伝えられるような、写真や動画の撮影に今後も挑戦していきます!
写真だけでなく、とってもかわいいグラフィックや3DCGの投稿も行なっているので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです!

📮 お仕事のご依頼やご相談、お待ちしております。
お仕事のご依頼やご相談は、お問い合わせ からお願いいたします。
🤝 一緒に働きませんか?
下記の職種を募集中です。より良いデザイン、言葉、エンジニアリングをチームで追求していける方をお待ちしております。詳細は 採用情報 をご覧ください。
- フロントエンドエンジニア
- アシスタントフロントエンドエンジニア
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(2025年10月時点)