こんにちは!デザイナーの今です。
neccoがキャラクターデザインを担当し、今年2025/4/3(資産の日)にデビューしたワンバンク公式キャラクター「ワンバン」くん。
サービス内外で活躍中のワンバンくんですが、どんな過程を経て生まれたのか、制作でつまづいたことや方針の舵きり、キャラクターが誕生してからの様々な展開・発展について、スマートバンクさんと一緒に作り上げたプロジェクトの裏側をご紹介します💡
※本記事内のワンバンクアプリ画面デザインは、制作当時のバージョンのものです。
ワンバンク&ワンバンとは
ワンバンク(旧B/43)

ワンバンクカードは、家計簿とチャージ式Visaプリペイドカードがセットになった新しいアプリとカードのサービスです。シンプルで使いやすく、予算管理や支出の自動記録が可能。無料で始められ、手軽に家計管理ができます。おひとりでの利用はもちろん、パートナーと、お子様と、用途に合わせてご利用いただけます。
私もスマートバンクさんからご依頼いただく前のB/43(ワンバンク旧名称)のときからサービスを利用していました!
アプリのUIデザインがとても綺麗で洗練されていて、使い心地が良い素敵なサービスだなぁと利用時から思っていたので、お声がけいただいたときは自分が好きなサービスに関われることが純粋にとても嬉しかったです✨
AIアシスタント ワンバン

お金の悩みを抱えるユーザーを助けるために、未来からやってきたAIアシスタント
ユーザーに寄り添いながら、力になりたいと願っています。自分の行動がユーザーの喜びにつながることをモチベーションに、日々活動中。ただ、ユーザーを想うあまり、お節介で空回りしてしまうのがたまにきず。それでも、ユーザーの成長のために、ときには厳しい言葉を届けます。
引用:スマートバンクさんとnecco制作の資料より
資料にもありますが、スマートバンクさんが運営するサービス「ワンバンク」の、ONE = ワン(犬)+ Bank = バンク + 伴走からとって「ワンバン」というキャラクター名称になってます。
ワンバンくんは表情豊かで、サービスの利用者さんのお金の悩みを助ける未来からやってきたAIアシスタントです。賢くてかわいい!
デザインや資料などは下記neccoの実績ページからもご覧いただけます。
【necco実績】AI家計簿アプリ「ワンバンク」キャラクターデザイン
キャラクター制作のながれ
ワンバンくんの制作の流れはおおまかに下記のとおりです!
neccoでのほとんどのキャラクター制作は下記のような工程で進みますが、今回は特にブラッシュアップと表情とポーズの組み合わせなどにも力をいれて制作しました。
- キックオフ・ヒアリング
- キャラクターラフデザイン初回提案
- 別案のご提案
- 選定したキャラクターデザインブラッシュアップ(細部調整)
- ポージングと表情の作成
- キャラクターに付与する複数のエフェクト作成
- キャラクターガイドライン・デザインシステム作成
プロジェクトスタート
サービス名を「B/43(ビーヨンサン)」から「ワンバンク」にリニューアルするにあたり、家計管理をサポートするAIアシスタントのような役割を担うキャラクターを制作したいとお声がけいただき、プロジェクトが始まりました。
制作期間は約3ヶ月。
比較的短い期間でサービスの顔となるキャラクターを生み出す必要があるため、
- 制作パートナーとしてしっかりコミュニケーションや連携をとりながら制作を進めること
- アプリの画面や広告などに利用する場合に愛着がわきワンバンクへの興味をもってもらい、利用したくなるキャラクターにすること
- 最終的にサービスで利用を続けるために運用できる状態にすること
などを意識してプロジェクトを進めていきました。

初回ヒアリングの時点でスマートバンクさんが細かくイメージをまとめた資料を共有してくださり、キャラクターへの解像度が一気に高まりました。サービスのなかでどんな存在になってほしいのか、どういったシーンで活躍するのか、ユーザーへの振る舞いなど求めるキャラクター像を丁寧に提示していただきました。
サービスにかける熱量の高さに、「私たちも全力で応えたい!」と気持ちが引き締まりました🔥
初回のMTG時点で、いままで考えてきたことの背景やサービスの未来、サービス名に合わせて犬をベースとしたキャラクターにしたいこと、サービスの特徴をキャラクターにどうやって落とし込むか悩んでいること、一緒に制作をしていきたいという思いなども話し合うことができました。初回から大きなプレッシャーはありましたが、かわいいかつサービスでずっと利用できるキャラクターを作りたい!という思いが強かったです。
キャラクターのサービス内でのイメージ

ワンバンくんはAIアシスタントなのでワンバンクの中で、
- フィードバックを返してくれる存在
- ユーザーの代わりに家計のお金のことを考えてくれる
- ユーザーができないことをサポートしてくれる
- 憎めない、愛嬌のあるキャラクター
というキャラクター設定をおおまかに立てて制作を進めていくことになりました。
キャラクターラフデザイン初回提案
初回案ではワンバンクを活用する家族の一員として自然に受け入れられるような、愛らしさや親しみやすい造形を意識して案だしをしていきました。

だいぶかわいい造形になってしまいましたが、最初に提案していこうと思ったラフ案です。ゆるくてフワフワしていますね。
まずは手書きでラフを描き、良さそうなものをたくさん清書しながら、いくつかパターンを絞りさらに展開していきます。

柴犬やチワワ、シュナウザー、ビーグルなど犬種の持つ特性・性格を調査して、サービスに合う要素を探しながら制作を進めました。胸にワンバンクのマークを入れたり、頭に帽子を被せたり、がま口のような頭にしたり(ニット帽のような印象ですが初回からいまのがま口のカチューシャに近い案が!)、ゴーグルをつけたり、メガネをかけさせたり、バッグを背負わせたり、色々なモチーフをゆるいわんちゃんにプラスしていきました。

この時点でどのくらい感情に振り幅を持たせられるか、愛嬌が出せるかの検証も簡易的におこないました。
同時に、サービスの画面にいれて検証するのはとても大事です。実際の画面にいれてみると、コントラストや既存のイラストシステムに合致するのか?愛着がもてそうか?ポーズが複数あることで大きな動きや変化を出すことができるか?など多くのことがわかります。
つくってみて、実際の画面にいれてみる。本当に制作したキャラクターが運用に耐えられるかのイメージも少しずつ見えてきます。

すでにワンバンクで使用されている既存のイラストシステムでトーンや世界観がしっかり固まっていたので、そこに自然に合流できるかは特に意識していました。

あれこれ試行錯誤して、首輪や装飾にワンバンクの/マークを取り入れた5案が完成しました!
・・・ただ、この時点では「かわいい犬」の割合が大きく、スマートバンクさんのサービス、ワンバンクを象徴するような特徴や個性が不十分でした。手足の短さや頭身の低さが赤ちゃんのような雰囲気を醸しだしていて、親しみやすさはあるけれど、お金を扱うサービスに必要な「頼りがい」「信頼感」「賢さ」が少し弱い印象…。
もっと「ワンバンクらしさ」を取り入れられないか、別の切り口でも探っていきます💨
「らしさ」と特徴の造形に煮詰まる
サービスの軸である「お金」らしさとはなんだろう?ワンバンクらしさはなんだろう?
もっと一目で伝わる独自の特徴をもたせるために改めて思考を深掘りして、他の可能性を探ります💡

カード?お金(コイン、お札)?お財布?電卓?⋯etc
お金から連想するモチーフを洗い出し、犬の造形に組み込んでいきます。

頭ががまぐち(ワンバンくんのアイディアの元)、小銭入れをもたせる、体全体が貯金箱、しっぽがコイン、大きなワンバンクのカード背負っている、などなどお金を扱うサービスであることを連想できる特徴を模索していきます。
同じモチーフでも表現方法は様々なので、1つモチーフを作ったら何パターンかに発展させていきます。

ときには手描きラフの状態からスマートバンクさんにもご相談し、可能性がありそうな案を一緒にピックアップしながら方針を固めていきました。迷走期に突入していたこともあり、ここでの客観的なご意見はとてもありがたく背中を押していただきました…!
選定した案(画像右下の”可能性”囲み)の頭の触覚のようなものが1つ→2つになったら、がまぐちに見えるかも?・・・これだ!ここで一気に活路が見え始めました。


他にも色々な候補と検討しながら、取り入れるお金要素は「がまぐち👛」に着地しました!
- ユーザーさんのお金が入るポケットを連想できる
- 形状が特徴的でかわいい
を意識して、さらにがま口の造形を探るべくがまぐちの形、耳の形、色などを徹底して出していきました。
スマートバンクさんの的確なFBと伴走

最終案として詰めていくべく、スマートバンクチームのみなさんにも手を動かしていただきながら案を作り込んでいきました。
実際にこれからこのキャラクターと一緒に歩んでいくスマートバンクさん目線の意見やFBを取り入れながら、作成したベース案をFigmaで共有し、双方で確認とフィードバック、フィードバックの反映と提案、またフィードバックと繰り返しブラッシュアップを続けました。
プロジェクト開始から終始圧倒されたのがスマートバンクさんのFBの丁寧さ&的確さです。
提案デザインに対して、毎回わかりやすくFBをまとめた数ページにわたる資料をご提示いただいたことで、スムーズな認識共有と、タイトな制作期間内で双方の不安を解消できる十分な検証ができたと思います。毎回資料をいただくたびに「わかりやすい!すごい!!」と制作メンバー一同驚いていました。
その丁寧さ、思考の深さ、機動力が素敵な体験やサービスを生み出す秘訣なのだな、とキャラクターをつくるやりとりのなかで学ばせていただきました✍️
スマートバンクさんの言語化力と伝える力や姿勢に終始感動し、背中を押していただき、可能性をさぐりながら多くの案だしと検証をおこなうことができました。
大枠の造形の方向性が決まったらブラッシュアップ、ひたすらブラッシュアップ

多くの案だしから、スマートバンクさんからのフィードバック反映、再提案を繰り返しながら、耳の形、厚み、長さ、色、体の等身や色、曲線などのパターンをだして、どのワンバンくんがサービスにより合致するのかさらに検証を重ねていきます!繰り返し、がま口の耳、色、形を調整して、大枠の造形の方向性が見えてきたら、各パーツの細かい造形の調整をさらに繰り返します。
迷ったらとにかくあらゆる検証をする。やってないこと、やり残したはないか?を毎回考えながら数をつくります。
全体で色が違う子やデビルモードチェンジ(まだ内緒ですよ👿)の案もここで生まれました。
ボディの色


UIやサービスサイトや資料、明るい色・暗い色など背景ごとの見え方をいくつか試し、一番ちょうど良く見える色を検証。最終的には絶妙な薄いベージュに落ち着きました。
頭身

等身も複数パターンをつくり信頼感をもたせられるようなかわいすぎないバランス感をさらに検証。少しだけ頭身を高くすることで、しっかりとした安定感やスマートな雰囲気がでてきました!
耳・頭部の形
特に耳・頭の形はワンバンくんの特徴的なチャームポイントなので、しっくりくるバランスが一番難しく最後まで苦戦し何度も調整を重ねました。


耳の横幅、長さが少し変わるだけでも見比べると印象が大きく変わります。太すぎると重たい印象だったのでより軽やかにしていきます。

ワンバンくんは耳がバイカラーで組み合わさっている構造なので、どこまで段差を出すのかも慎重に吟味。
耳の外側がボコボコしているとがまぐちのポッチとぶつかり複雑に、逆に内側がツルっとしすぎると犬の耳に見えなくて寂しい印象になってしまうことが検証によって明らかに。

スマートバンクさんの社内でもたくさん検証案を作っていただき、双方の調整案を持ち寄り理想の形状バランスをすり合わせていきました。
基本の形が完成

ついに、基本ポーズのワンバンくんができました🎉

ここまで期間は約2ヶ月ちょっとほど。もう納品まで時間がありません!!
ここからさらに表情やポーズ、ワンバンくんにつける効果のデザインを急いで進めていきます。
表情・耳の形・ポーズをつくる



アプリ内で表情の変化や生き生きさが伝わりやすいように表情パターンとその組み合わせ例を作成。
特に表情の大きさの度合いが難しく、アプリの小さな領域でも表情や感情が伝わりやすくするために、どのくらいオーバーにするか抑えるか、各表情ごとに複数のパターンを検証しました。
驚きのエフェクトの強さ、ポーズの動きの大きさなど図解でわかりやすく整理しながら制作していきました。

感情をより大きく強調したい部分は、びっくりマークや汗などのエフェクトパーツを追加して感情の振れ幅を拡張しています。
パーツ単体でも使用できるように丁寧に造形を作り込みました。よく見ると角が丸みを帯びていて全体のシェイプが柔らかくもっちりしていたり、ワンバンくんとの親和性にもこだわっています。

表情と効果だけでもこれだけのワンバンくんを組み合わせてつくることができます!
これは一例ですが、表情と効果を組み合わせるだけで活き活きとしたワンバンくんが生まれました。

さらに耳の動きや体の動きを加えた組み合わせの例です。
両手でカードを持っていたり、片手でコインを持ってウィンクしたり、思ったよりお金を使いすぎてしまったのかカードを抱えて悲壮感漂うワンバンくん、とっても喜んでジャンプしたり、体育座りをして泣いたり。たくさんワンバンくんのバリエーションをつくりました。
完成したキャラクターにどんどん命を吹き込む作業はとても楽しく、制作中はワンバンくんに感情移入して同じ顔をしながら表情を作っていた記憶があります☺️
キャラクターデザインシステムの構築
たくさんのポーズや表情、効果をつくったことで、まとめてスマートバンクさんに見てもらう資料づくりがとても大変になってきました。Figmaでそれぞれの組み合わせパターンを並べてお見せしていたのですが、複数の表情やポーズのバリエーションが生まれたことで差分の検証が複雑化してきたので、社内での検証用にFigmaのバリアント機能を使ってキャラクターデザインシステムをつくりました。
スマートバンクさんのご要望にはない納品物でしたが、納品する時にも、運用する時にもこれは便利に利用できるはずと思い、初めての挑戦でしたが作成することにしました。
このキャラクターデザインシステムを作ってみて、組み合わせで体の重なりや不足部分、レイヤーの前後関係なども検証することができneccoの社内的にも挑戦して作成してよかったシステムです。

ワンバンくんの表情、ポーズ、効果の全ての組み合わせ、強弱の組み合わせでなんと、5,000パターン以上!のワンバンクをバリアントを切り替えるだけで生み出せるとんでもないシステムが完成しました!
本来なら多すぎるパターンは「使用するクライアントさんの負荷になってしまうのでは?」と心配になってしまうところですが、制作のやりとりのなかでスマートバンクチームのみなさんなら、Figmaの利用に慣れているデザインチームのみなさんがおり、かつ既存のイラストシステムもあったため、絶対に上手に使いこなしてくれるという確信と信頼があったのでこのような仕組みに挑戦してみました。

デザインシステムの立案はディレクターの阿部さん、制作はneccoデザインチームの龍神さん&小雪ちゃんが担当。
ほぼ完成状態のワンバンくんを2人に託すと、「かわいい!」「たのしい!」の声とともにシステムがどんどんできあがっていきました。毎日Figmaに向き合っているからこそ実現できた職人技!
細部の最終調整に追われている自分の横で、全力で楽しみながら新しいことに挑戦するみんなに「私も最後まで頑張るぞ!」と励まされていました💪
組み合わせの不具合の調整・検証

無限の組み合わせがあるので、システムをつくっていくと組み合わせやバランスが不自然なところが発生してきます。その場で社内で、直接会話をしながら造形を調整→デザインシステムに組み込んで確認する作業を何度も繰り返し、どのポーズ・表情・耳の形でも成立するように整えていきます。
こうしてワンバンくんデザインシステムが完成しました!
どのポーズ、表情、効果、強弱を組みあわせても破綻のない5,000以上のワンバンくんの誕生です!

作成したキャラクターデザインシステムは社内のどなたが見ても使えるように、デザインガイドラインの他にデザインシステムの使い方ガイドを添えて納品しました。
納品後、スマートバンク代表・堀井さんをはじめ、デザイナーさんやエンジニアさんもすぐに活用できたと伺い社内への浸透に役立てたことが嬉しかったです。
ついにお披露目&サービスに登場!

ついにワンバンくんがサービス画面に登場🎉
アプリを開くたびにランダムに変化するワンバンくんの表情や言葉がとてもかわいい!!
次はどんなワンバンくんに出会えるかな?とワクワクして何度もアプリを訪れてしまいます。
一生懸命みんなでつくったワンバンくんをサービス画面上で見た瞬間、本当に感動してしまいました。
ぜひアプリをダウンロードしてつかってみてください!
ワンバンク公開後のあたたかい反応に感動

サービス名が変わるという大きなターニングポイントでもあり、同時に新たにデビューするワンバンくんがユーザさんに受け入れられるか、公開を待つ間ワクワクしつつずっとドキドキしていました。これまでスマートバンクさんが大切に育て、ユーザーさんに愛されてきたサービスということもあり一層プレッシャーを感じます。
結果、ワンバンくんお披露目後のユーザーさんの反応に一安心…!
お披露目後、オンラインでもオフラインでも「かわいい!」とのお声をたくさんいただき、受け入れてもらえたことがとても嬉しく、ホッとしました。よかった〜!
続々登場する幅広いワンバンくんの展開…!
公開当初はアプリやプロモーション内での段階的な登場を想定していましたが、想像以上にスピーディーかつ多岐にわたる怒涛の展開になりました。
スマートバンクのみなさんの創造力がすごい!

3Dに立体作品、さらにはアニメーションまで!多才すぎる!!
社内のみなさんが楽しんでキャラクターをアウトプットしている姿にとても愛を感じます💖
どんな姿になってもキュートなワンバンくんを見かけるたびに伸びしろと可能性に驚かされます。

後日コミュニケーションデザイナー・dharaさんにイベントでお会いした際にいただいた、可愛すぎるワンバンくんギフトは宝物です🎁うれしい〜!
新しいお友だち、「システム」&「ナルヨーニ」の登場


早くもワンバンくんに「システム」と「ナルヨーニ」というかわいらしいお友だちができました🤖🐥
ワンバンくん公式Xアカウントでワンバンくんフレンズの楽しい日常が公開されています。公開後もこうしてワンバンくんが生き生き活躍する姿を見れるのが密かな楽しみです✨️
LINEスタンプ

ワンバンくんとフレンズのLINEスタンプも登場!
誕生してからスタンプになるまでのスピードが速すぎて衝撃を受けました。
優しい手描きタッチがとってもかわいくて私もいつも活用しています💕
イラストレーターさんとのコラボ
なんと有名イラストレーターさんとのプロモーションコラボも!これは予想外&驚きの展開!
各イラストレーターさんのテイストになったワンバンくんがとってもかわいいです。
タッチが変わってもワンバンくんらしさが成立していて、そこにも感動しました。
まさか想像を超えてこんなにもたくさんの素敵な展開があるとは思わず、自分の手を離れた今も色々なシーンで頑張るワンバンくんを見かけるたびにあたたかい気持ちになっています。キャラクターを活用するクライアントさんの事業やプロモーションを後押しできる存在になることができ、本当によかったです!
おわりに

制作の過程でパートナーさんの熱量から学ぶことがとても多く、一人の力ではワンバンくんは絶対に生み出せなかったとプロジェクトを振り返って改めて思いました。
キャラクターをつくるときはいつも「企業のチームの一員として自然に受け入れられるか、活躍できるか」を一番大事にデザインしているのですが、スマートバンクさんのその後のご尽力でスマートバンクさんにもユーザーさんにも受け入れられ好きになってもらえる子が生まれたと感じています。
制作期間の数ヶ月は自分のなかで「いいかも!」「…いや、これで本当にいいかな?」と進んで戻ってを繰り返しながら、穴が空くほど検証案をつくりワンバンくんに向き合い続けました。すべての過程で別々の壁にぶつかるたびに手を動かし、議論し、色々な角度から可能性を探った熱量がワンバンくんにぎゅっと詰まっています。今回の制作の裏側がワンバンくんとワンバンクをより好きになってもらえるきっかけになれば嬉しいです🙌
一緒に悩み手を動かし続け走り抜けてくれたnecco社内のメンバー、スマートバンクさんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!
これからもさらにユーザーさんに寄り添い、サービスと一緒に成長していくワンバンくんの活躍が楽しみです🐶👛
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neccoが制作を担当したスマートバンク「ワンバンくん」とAwarefy公式AIキャラクター「ファイさん」の制作秘話を語るイベントを今年2025年7月18日(金)に開催しました。
企画・社内デザイナー・パートナーデザイン会社、それぞれの視点の裏話が詰まったイベントです。necco noteとスマートバンクさんのnoteでイベントレポートが公開されていますので、ぜひあわせてご覧ください!
「Character Experience AI 〜 AIキャラクターのつくりかた 〜」に登壇しました

イベントレポート | Character Experience AI ~AIキャラクターのつくりかた~

スマートバンクさん執筆の制作裏側記事
今回プロジェクトを担当されたスマートバンク制作チームのみなさんも、ワンバンくんプロジェクトについてまとめてくださっています!
企画、要件定義、キャラクターデザインを決定するサービスづくりのUX視点からプロジェクトの裏側が丁寧に綴られています。普段なかなか目にすることができない企画の上流について、色々なポジションの方の目線から知ることができとても勉強になりました💡
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この記事は、「neccoアドベントカレンダー2025」24日目の記事です🎄
いよいよ明日終了の本企画、最終日の25日はディレクターの阿部さんが担当です。
完走までお付き合いいただけると嬉しいです!


