阿部 文人
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necco Note

2024年10月11日にneccoは8周年を迎えて第9期目になりました!8期目での「反省と変化と挑戦」と「neccoのこれから」

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2016年10月11日に創業した株式会社necco(necco inc.)は2025年10月11日に8周年となり10月1日より第9期目がはじまりました!

創業時の私の年齢は35歳、起業は3度目。3度目の正直なのでしょうか、8年も続けることができる企業となりました。まずは8年を続けれたのはご依頼いただいたお客さま、一緒に創業から頑張ってくれたメンバー、創業からたった数年しか経っていない小さいneccoに入ってくれていまも一緒にいるメンバー、その後、中途や新卒からがんばってくれているメンバーのおかげです。ありがとうございます。

8年も経ってしまったので、私も歳を重ねて43歳になってしまいました。一番若いメンバーとはちょうど20歳離れています。衝撃ですね。

この記事はneccoアドベントカレンダー2024 8日目の記事です。

8期目での反省と変化と挑戦

この記事では8期目の反省と変化と挑戦を3項目にわけて書いてみたいと思います。1年で多くの反省があり、日々改善を考えて実行しているのですが、その中でも特に大きく変化、改善したものを取り上げていきたいと思います。

採用メンバーオンボードでの「反省」と改善

まずは反省はやはりエンジニアメンバーで一昨年、昨年から数名採用していたのですが、どうしてもうまく続くかずオンボードできない期間が続いてしまいました。うまくいかないのはもちろん私の責任です。「採用したnecco側にも、応募者側にも問題がある。」と思いたくなってしまいますが、私はそう考えていません。やはり誰か人の問題ではなく、necco側の仕組みや体制、待遇、文化に問題があるのだと考えています。

それを一度に全ては改善はできないので少しずつでも取り組んでいくしかありません。そこで昨年には入社時のタスクをAsanaでテンプレート化し初日からのタスクは全て見える化しています。Asanaでテンプレート化しているので新しいメンバーがきたらテンプレートを複製してAsanaプロジェクトにして運用を開始します。

タスク管理サービスAsanaのオンボードテンプレート

Asanaで入社後のタスクはすぐにわかるので不安感も多少は拭えるかもしれませんが、その後の体制があまり整っていませんでした。

入社してから、新しくメンバーが業務をおこなうことができて、チームにも組織にも、そして自分自身にも良い仕事ができていると思える状態を作り出すこと、そしてそれを成果につなげていくこと、その成果を新しいメンバーにも待遇や環境、報酬でお返しできる状態がまさにオンボードした状態のはず。

「入社したあとにやることはこれですよ!」だけでおわり、その後の新しいメンバーの気持ちや状態をないがしろにして、入社した個人の技能や精神力のみに頼っていたことを猛烈に反省しました。

なのでAsanaのテンプレートで入社した直後のタスクのみでなく、neccoの歴史、他のメンバーの紹介、会社の仕組みやルールなどの説明をおこなうための資料を作成しました。

Figmaでオンボード資料を作成

入社のタスクと、会社全体の説明、メンバーの紹介や、仕組みの説明だけでは足りないと思い、さらに入社してから3ヶ月くらいはnecco側で設定してミーティングなどを策定しました。

まだ未完ではありますが、初日から3ヶ月くらいまでのイベントについて整理して実行できるように動いています。

オンボード資料でデザイン調整中ですが、下記で、タイムライン形式で入社後にどのようなミーティングやイベントがあるのか整理して説明できるようにしています。

副業やリモートワークが当然といわれる時代かとは思いますが、neccoはその逆を行きたいと思います。オフィスでなるべく長く働ける環境や文化、仕組みはなにかを追求したいなと思ってます。

改善ミーティングチーム発足と私のミーティング参加への「変化」

次に8期目に大きな変化として、私が基本的には社内や社外のミーティングにできるだけ参加しないようにしました。これには大きな決断が必要でしたし、未だに参加しているミーティングもあります。

ですが、参加しなくてもいいミーティングにはなるべくでない。もちろん気にはなりますし、私が参加したほうがよりうまくいくこともあるとは思います。ですが参加することをなるべくやめました。

社外のミーティングへはなるべく参加をしないようにしはじめたのと同時に、デザイナーやエンジニア、PM・エディターの職種とは別の改善チームを改めて発足しました。もともと各メンバーに改善内容を依頼して毎週改善するということは昨年からおこなっていましたが、改めてチーム名もつけて図解化しました。(上図参照)

上記の図のように所属しているチームで目的に合わせて毎週30分のミーティングを開催して、成果物や目的にむかって改善を進めています。ミーティング後にはダイジェストの内容をSlackで全員に共有するようにしており、基本的に私は参加できるタイミングでしか参加せず、確認やレビューなどだけをするようにしています。

自走するチームといえば聞こえはいいかもしれませんが、自走できるようにするための仕組みをまだまだ考えているところです。一緒に働いてくれるメンバーが目的意識があるからこそ、それぞれが毎週考えて行動することに意味があるので、毎週30分愚直にやっていければと思います。

この改善チームは一つの成果がでたら解散し、また違う改善チームを発足して動くようにしています。例えばオンボード資料作成チーム(佐藤さん、髙木さん、龍神さん)が数ヶ月前まであったのですが、上記で紹介したオンボード資料がほぼ完成したので一度解散して自社サイト開発チーム(佐藤さん、高木さん)を発足し、龍神さんはデザインシステムチームに合流しました。

見積もり作成者が私一人!?からの脱却、チームでの見積もり作成への「挑戦」

実は前期の8期の途中までは創業から8年間ほぼすべてのプロジェクトのミーティングに参加してファシリテーションから、次のアクションの整理、お客さまとの交渉、見積もりの作成などをおこなってきました。もちろん同じディレクター職である夏井さんの大きなサポートがあったからできてきたのですが、プロジェクトの規模や数が7期から8期にかけて大きく変化がおこり、私だけで多数のプロジェクトを進行するのが難しくなってきていました。

特にご依頼から提案と見積もりのスピードをあげて、契約までのスピードを上げないと、今いるメンバーの業務を確保するスピードが遅くなり、売上も大きく下がりそうと思っていました。なので、今年の5月頃に大きく舵をきって、ディレクターメンバーの夏井さん、CTOの佐藤さん、PM職の田口さんには見積もり書を作成できる権限を私以外の3名に持ってもらい、プロジェクトのミーティングのファシリテーションもそれぞれディレクター、PMメンバーにお任せすることにしました。

これは8期の見積もり提出数の推移ですが、5月から急激に数が伸びていると思います。見積もりの出し直しなどももちろんあるので、数が多ければいいということではありませんが、明らかにご依頼をもらったあとの見積もり提出スピードと提案、見積もり速度、契約までのリードタイムの短縮につながりました。

見積もりの金額や制作内容はもちろん私がすべてに目をとおしていますが、他のメンバーに作成を任せたことで明らかにスピードがかわりました。ボトルネックであった私の対応スピードや時間も同時に解消され、チェックすることに集中できます。ミーティングで埋まっていた毎週のスケジュールも相当数が解消され私の仕事が減ってきているのを実感しています。

もっとお仕事を請けたいと思ったときに今回は営業活動をするというよりは、ボトルネックであった契約までのリードタイムを短縮するといったことに寄与した仕組み改善でした。早く提案できれば早く判断をしてもらえ、契約完了と制作開始が早くなります。

これからも焦らず、改善したい内容を見極めて実行できるようにしたいです。

9期目以降のneccoのこれから

7期、8期と急激にお客さまの企業規模やご依頼の難易度や期待度も上がってきており、ご依頼数の増加とともに「お断りをするしかない…」といったこともあり、早急な組織、チーム体制の強化をしていかないとと考えていました。少しの変化や挑戦ではありますが、8期ではその礎となる体制と仕組みが見え始めてきているのかなと思っています。

来年は東京の中目黒オフィスも移転しているかもしれませんし、新しいメンバーが多く増えるかもしれません、まだ挑戦したこともないお仕事と新しいお客さまにもまた巡りあえるかもしれません。

neccoでは中途のメンバーだけでなく、積極的に新卒のメンバー採用しようと思っており、新卒で採用したメンバーがもう3名になりずっと活躍してくれています。年代やスキルで断絶をおこさないように採用活動にも取り組み、よりお客さまに貢献できる組織づくりをこれからも推し進めたいと思います。

neccoという会社名を掲げつづけられるように、根っこの由来である「お客さまの事業が縦に深く伸び、周りに広がる、大木を支える根っこ」となれるように9期目も邁進します!


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(2024年11月時点)

阿部 文人

阿部 文人

Fumito Abe

東京都生まれ。オフィス仲介、外国人専用ゲストハウスなどの不動産業界にて自社ブランデング・ウェブマーケティングに従事。ウェブサイトの解析、広告運用、多言語サイトの制作を経験。その後、サンフランシスコにて語学留学を兼ね1年渡米。現地企業ECサイトの企画からCMS開発、デザイン制作なども担当。帰国後、2013年9月より秋田県内企業にてWordPressを中心にウェブサイトを多数構築。 2016年10月秋田県秋田市にて株式会社neccoを設立。WordCamp Kyoto 2017・WordCamp Osaka 2018・各地のJP_Stripes・JP_Stripes Connect 2019、CSS Nite LP64の登壇やAlexa Day2018・2019の運営など社外でも積極的に活動中。 好きなものは猫、読書、建築、Apple。2匹の猫と仲良く暮らしています。

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