necco Advent Calendar 2025の13日目の記事になります。

neccoのデザイナーの中川です。
Figmaでつくったデザインを簡単に、リッチに動かしたい!と思う時はありませんか?

ブラウザ上で簡単に利用できるモーションデザインツール「Jitter」の使い方を、作例を動かしながら紹介します!今回はマーケットイベントのサイトのメインビジュアルを作例として用意しました。

心ときめくギフトを探そう!HOLIDAY MARKET 2025 12.13土 10:00−17:00と書かれたサイトのメインビジュアル

Jitterでモーションをつけたものがこちらになります。

Jitterについて

Jitterは無料でブラウザ上でモーションを作成できるツールです。
作成したモーションは4Kビデオ、GIF、Lottieなど、様々な形式でエクスポートできます。

※料金プランによって書き出せる形式やサイズに制限があります

イージングのプリセットが多くあり、直感的にデザインに動きをつけることができます!
Figmaプラグインがあるので、Figmaからデザインをワンクリックでインポートできます。
共同編集も可能なので、チームでモーションを考えることも可能です。

  • クライアントやエンジニアへの共有用にサイトのビジュアルを動かしたい
  • ホバーデザインを作成したい
  • サイト内のイラストをLottieで作成したい

モーションツールの使い方を覚えなくても、Jitterを活用すれば簡単にモーションをつけることができます。

Jitterの会員登録について

公式サイト(https://jitter.video/?noredir=1)にアクセスして、右上の「Try for free」ボタンをクリックしましょう。

Jitterの公式サイトのトップ画面

Googleアカウントもしくはメールアドレスで会員登録できます。

Jitterの会員登録画面

名前を入力して「Coninue」ボタンを押します。

Jitterの会員登録で名前を入力する画面

職種を選択して「Coninue」ボタンを押します。

Jitterの会員登録で職種を選択する画面

どの場面でJiterを利用するか選択します。

Jitterの会員登録で利用場面を選択する画面

Jitterの利用目的を選択します。

Jitterの会員登録で利用目的を選択する画面

招待したいアカウントがあれば入力しましょう。なければスキップで大丈夫です。

Jitterの会員登録でコラボレーションするアカウントのメールアドレスを入力する画面

以上で会員登録は完了です!

FigmaからデザインをJitterにエクスポート


モーションを作成したいデザインがあるFigmaファイルを開きましょう!
Figma上で画面中央下部にあるツールバーから①「アクションメニュー」をクリックし、②「プラグインとウィジェット」タブを選択します。検索窓でJitterと検索すると「Jitter Animation to Figma」というプラグインが表示されるので、クリックして立ち上げます。

FigmaのツールバーでJitterのプラグインを表示

動かしたいデザインのフレームクリックして、Jitterのウィジェット内の「Copy」ボタンをクリックします。

Figma上で動かしたいデザインフレームを選択してプラグインのCopyをクリックしている

コピーが完了したら、ウィジェット内の「Open in Jitter」をクリックします。

Figma上でプラグインのOpen in Jitterボタンをクリックしている

ブラウザ上でJitterが開かれ、先ほどコピーしたデザインが読み込まれています。ここから動きをつけていきましょう!要素のレイヤー名を整理しておくと動かす時に選択しやすいです。

Jitter上にFigmaで作成したデザインが表示されている

Jitterで動きをつけてみよう!

ビジュアルの軸となる要素をスライドイン

まずはビジュアルの軸となるイベントタイトルとイベント情報を動かします。目を引きたいので、要素を上から下に出現させます。①動かしたい要素をクリックして、②右上の「New Animation」ボタンをクリックします。

Jitterで動かしたい要素を選択し、「New Animation」ボタンをクリックしている

右サイドバーにモーションのテンプレートが表示されます。今回は「Slide in」をクリックします。

Jitterで右サイドバーから「Slide in」をクリックしている

モーションの種類を選択すると、時間やイージングなどの細かい調整ができます。出現の方向を上から下にしたいので、モーションの向きを「↓」に変更します。

Jitterで右サイドバーから「Slide in」の動きの向きを下に変更している

「スペースキー」を押すと、プレビューが再生されます。イベントタイトルとイベント情報が上から下に移動しながら出現する動きをつけることができました!

補足情報をフェードイン

続いて補足のコピーとあしらいのリボンをふわっと出現させます。動かしたい要素を選択し、右サイドバーから「Fade in」をクリックします。

Jitterで右サイドバーから「Fade in」をクリックしている

補足情報なので、先ほどのイベントタイトルよりも少し後のタイミングで出現させます。下のタイムラインのパネルから、 コピーとリボンのタイムラインを選択し、ドラッグで後ろに移動して出現タイミングを調整します。

Jitterでタイムラインパネルでタイムラインをドラッグして移動している

コピーとリボンをふわっと出現できました。

オブジェクトをグロウイン

あしらいとして配置しているオブジェクトを拡大しながら出現させます。動かしたい要素を選択して、右サイドバーから「Grow in」をクリックします。

Jitterで右サイドバーから「Grow in」をクリックしている

オブジェクトが拡大しながら出現してきて、華やかな印象になりました。

キラキラを一回転

最後にキラキラを一回転させます。動かしたい要素を選択した後、右サイドバーのパネルから「Custom」タブを選択します。Transform内の「Rotate」をクリックします。

Jitterで右サイドバーから「Rotate」をクリックしている

1回転させたいので、角度のところに「180°」と入力します。出現タイミングをずらしたいので、タイムラインをバラバラにします。

Jitterで右サイドバーから回転の角度を「180°」に変更してタイムラインをずらしている

キラキラが回転することで良いアクセントになりました!

時間の調整と書き出し

動きをつけ終わったら、動画の時間を調整します。動画を終わらせるところまで、画面下部のタイムラインパネル上部をドラッグで移動します。白くなっている箇所が動画全体の長さになります。

Jitterで動画全体の長さを調整している

モーションが完成したら、右上の「Export」ボタンをクリックして書き出し形式を選択しましょう。今回は「Video・720p」を選択します。大きい動画形式などは有料プランでないと書き出せないので要注意です。

Jitterで動画の書き出し形式を選択している

書き出し形式を選択後、下記画面に遷移します。右下のダウンロードボタンをクリックすればダウンロードできます。

Jitterで作成した動画をダウンロードしている

完成した動画がこちらになります。

より動きを細かく調整したい時

アニメーションを選択した後、右サイトバーパネル内の調整アイコンをクリックするとイージングが表示されます。プリセットがたくさんあるので、イメージした動きにあわせて変更したりカスタム調整することで、より理想の動きにすることができます。

Jitterのイージングのプリセット

別案を作成したい時

動きの別案を作成したい時、Jitterではフレームを「opt+Shift」を押しながら横にドラッグすることで複製できます。1つのプロジェクトで同時に複数のモーションを作成できます!

最後に

Figmaで作成したデザインを簡単に動かしたい方のお役に立てれば幸いです。
明日のアドベントカレンダーはエンジニアの佐藤さんです!お楽しみに🎉