necco Note
necco名刺の変遷まとめ。【前編】デザインで印象は変わる、なんだか大人になった名刺たち。
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neccoは創業7年目となりその中で何度か名刺を作成、リニューアルしてきました。
秋田オフィスのお掃除しているときに昔の名刺がでてきたので名刺のデザインの変遷を追ってみたいと思います。
創業時はプリンターで印刷して切っていた名刺 Ver. 1
創業してすぐにお客さんにお会いしたり、ハッカソンに参加したりなどの予定があったので名刺は創業時にすぐにつくりました。ですが、お金がなかったので名刺用の厚紙にプリンターで印刷して、カッターで切って利用していました。切ったあとの出来上がりの写真をみつけられなかったのですが、元データはありました。
はじめて作成した名刺の表はロゴと職種、漢字の名前、英語名、携帯番号、メールアドレス、自社サイトのURL、Facebookのアカウント名などをいれていました。
創業時はCEOとか代表取締役とかとにかくはずかしいのでいれたくありませんでした。電話番号やFacebookのアカウント名などをいれていたのは私だけでしたがとにかくコンタクト手段を増やしておこうと思って当時はいれてました。これはのちになくなっていきます。
裏面はシンプルにneccoのVisionである言葉がかかれています。
Ver.1名刺の利用書体は
- 日本語:こぶりなゴシック Std
- 英語:Freeway Gothic/Helvetica
を利用してます。まだまだ書体についてはneccoはいったいどんな書体であるべきなのか?みたいなところは深く考えられておらず、ゴシックでかつ可愛すぎないけど、硬すぎない書体をデザイナーの今と選定して利用していました。
名刺を印刷して利用する分だけカッターで切っていた頃が懐かしいです。
はじめて入稿した届いた名刺Ver. 2
Ver.2の名刺ははじめて入稿して作成しました。紙はアラベール ウルトラホワイト200kg にして少しだけ厚く質感のある名刺になりました。
Ver.2名刺の利用書体も
- 日本語:こぶりなゴシック Std
- 英語:Freeway Gothic/Helvetica
をVer.1から継続して利用しています。
はじめて届いた名刺はとっても嬉しかったことを覚えています。裏面にURLがきたことで表面がすっきりしてきました。
箔押しにはじめて挑戦したVer. 3
Ver.3の名刺デザインはVer.2と同じですが、はじめての両面箔押しの名刺になりました。紙はエキストラヌーボ301kgになりさらに厚く進化しました。
Ver.3名刺の利用書体も
- 日本語:こぶりなゴシック Std
- 英語:Freeway Gothic/Helvetica
を利用しています。
時代の流れには逆らいたい!neccoらしさを再考しセリフ体を利用した名刺Ver.4
Ver.4の名刺は大きくデザインが変化しました。利用する書体は
- 日本語:FOT-筑紫Q明朝L Std L
- 英語:Nicolas Cochin LT Pro
となり、刷新されました。レイアウトは大きくは変わりませんでしたがアイコンを排除しメールアドレスのみと所在がわかるようにAkita / Tokyoを入れることにしました。裏面のURLはhttps://を削除してよりシンプルになりました。このVer.4の名刺が一番長く使われたたと思います。2年から3年ほど使ったと思います。
この頃から文字やグリッドに強く興味を抱き、情報を伝えるための文字自体のことをずっと考えていて、より文字の造形や与える印象について考えるようになってきました。その中でいまのneccoとこれからのneccoのことを考えてこの書体を選定しています。時代のながれがゴシックに寄ってきてる背景はありましたが、デバイスの高解像度なども後押ししディスプレイ上でも表現できる書体と考えてneccoではセリフ書体へ振り切っていきます。
もちろんゴシック体のほうが読みやすい、ユニバーサル書体などを選定すべきと言われるかもしれません。ですが、neccoは自分たちのこともお客さまのことも細部まで見て考え、表現していきたい。そんな思いとありたい姿をイメージした書体選定となりました。
メンバーが10名を越えたのでリニューアルした最新の名刺Ver.5(発注済み未到着なので追記予定)
そして現在はVer.5となります!まだ12月1日時点でまだ到着していないので写真は後日掲載しますが、利用書体は
- 日本語:FOT-筑紫Q明朝L Std L
- 英語:Nicolas Cochin LT Pro
として、変えずにレイアウトを大きく変更しました。
届きましたら写真も掲載します!
名刺の変遷まとめ
書体や要素の量だけでもかなり印象が違うのがよくわかりますね。デザインとともに企業も変化して変わっていく。そんな様子を体現したような名刺の変遷となりました。
neccoも少し可愛かった時代から大人っぽくなり成長してこれたのかもしれません。7期目もVer.5の名刺とともによい組織やチーム、デザイン、エンジニアリングをしていきたいと思います。
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(2024年11月時点)
阿部 文人
Fumito Abe
東京都生まれ。オフィス仲介、外国人専用ゲストハウスなどの不動産業界にて自社ブランデング・ウェブマーケティングに従事。ウェブサイトの解析、広告運用、多言語サイトの制作を経験。その後、サンフランシスコにて語学留学を兼ね1年渡米。現地企業ECサイトの企画からCMS開発、デザイン制作なども担当。帰国後、2013年9月より秋田県内企業にてWordPressを中心にウェブサイトを多数構築。 2016年10月秋田県秋田市にて株式会社neccoを設立。WordCamp Kyoto 2017・WordCamp Osaka 2018・各地のJP_Stripes・JP_Stripes Connect 2019、CSS Nite LP64の登壇やAlexa Day2018・2019の運営など社外でも積極的に活動中。 好きなものは猫、読書、建築、Apple。2匹の猫と仲良く暮らしています。