necco Note
平成最後のアツイ夏、秋田市で「CaT vol.4」を開催しました!箱猫ちゃんグッズも完成!
- CaT
- necco note
高校野球もアツかったけど、CaTもアツかった!
秋田県全体に“金農旋風”が巻き起こった平成最後の夏。
甲子園準決勝前日の8月19日(日)、第4回目となる「CaT vol.4」を秋田市役所3階 中央サービスセンター「センタース」にて開催しました。
(金足農業、準優勝おめでとう!感動をありがとう!!)
※CaTとはデザイナーやエンジニア、ウェブディレクター、学生さん、経営者、企業の広告担当者など“作り手やこれから何かをつくりたい人”のためのnecco主催イベントです。「Create and Think」(つくる、そして、かんがえる)をテーマに、試行錯誤を行う中で最適な解と思えるものをつくってきたみなさんに登壇していただき、お話をうかがいます。
これまでのCaTの様子はこちら
https://necco.co/necco-note/2018/01/796
https://necco.co/necco-note/2018/06/1167
今回も外部スピーカーのみなさん全員、県外から秋田へ足を運んでくださいました。
そして聴きにきてくださった方々のなかにも県外組がちらほら。秋田県以外の人からも注目していただけるイベントになってきたなぁ~と、スタッフ一同うれしい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
箱猫ステッカーvol.4バージョンが完成!そしてなんと箱猫Tシャツ&トートバッグも作りました。かわいいから見て!見て!
CaTのキャラクターとして密かに人気を集めている箱猫ちゃん。
「箱猫ちゃんをモチーフにしたグッズを作りたいね〜」と以前からスタッフ同士で話してはいたのですが、日々の業務に追われてなかなか実現できず…。しかしvol.4の開催をきっかけに、やっと重い腰を上げました!(笑)
まずは前回デザイナーの角田綾佳さん(スピカグラフ)とのコラボで好評いただいた箱猫ステッカーを、vol.4のスピーカーさんたちとのコラボレーションであらたに制作。
またまたかわいく仕上がりました!
ピンク色はショウノモエさん・マツオミサさん(こどもアート企画motto)とのコラボ。箱猫ちゃん大好物の魚をたくさん背景に描いてくださいました。やさしいピンク色がmottoのお二人と箱猫ちゃんの雰囲気にぴったり合っています。
水色はKiteさん(KITERETZ inc.)。ちょこんと座った箱猫ちゃんと数字の4との組み合わせがカッコよくてクール!爽やかなカラーもすてきです。
オレンジ色はまりめろさん(株式会社HAMWORKS)。3DCGの箱猫ちゃんが、まりめろさんのオリジナルキャラクターのおばけちゃんとコラボしています。立体になってますます丸くなった箱猫ちゃん。鏡餅に目や尻尾がついたみたいだ…。
そしてさらに!調子に乗って箱猫Tシャツとトートバッグもつくっちゃいました。
Tシャツはイベント時に着用できるよう、スタッフ用とスピーカー用の2種類を用意しました。
↑ CaTスタッフ用
↑ CaTスピーカー用
男女問わず誰が着ても似合うよう、色は白にしてデザインもあえてシンプルにしました。
パンツやスカートにインしても柄が隠れないのがポイントです。
どうです?このトートバッグもかわいいですよね!(自画自賛)
これからもこんな感じで箱猫ちゃんグッズを増やしていけたらと思います。
セッション1:「イベントのブランディングデザインをディレクターとデザイナーが語る!」阿部文人・今聖菜(株式会社necco)
ではセッションを1つずつご紹介しましょう。
まずはneccoのディレクター・阿部文人とデザイナー・今聖菜による、イベントのブランディングデザインのお話です。
私たちが運営しているこのイベント「CaT」について、
・どんな経緯で開催に至ったのか?
・「CaT」という名前の由来は?
・どうして箱に入った猫のイラストが描かれているの?
・自社イベント開催のメリットは?
といった内容を、neccoの実績や会社紹介などを交えながらお話しました。
自社でイベントを運営するというのは大変なことです。
本業+αの作業が発生しますし、それなりに予算も人員も必要になってきます。
でも、それ以上のメリットがあるだろうと判断して私たちはCaTを開催しています。
おかげさまで沢山のスピーカーや参加者の皆さんと出会うことができ、県外からも注目されるイベントへと成長しています!
このお話のゴールは、上の写真のスライドにあるように
「CaTのイベントづくりや運営を通じて私たちが得たものを共有することで、皆さんが何かつくる時のヒントにしてもらいたい!」ということ。
さらに最終的なゴールは
箱猫のかわいさをみなさんの心の中に焼き付けること!!!!
ですので今回は箱猫ちゃんの魅力を惜しみなくアピールするような内容となりました。
セッション2:「こどものアート活動を通して見えてきたこと」ショウノモエ・マツオミサ(こどもアート企画motto)
こどもアート企画mottoは、2017年に女子美術大学を卒業したショウノモエさんとマツオミサさんが代表を務める団体。“子どもたちにもっとアートと触れる機会を増やすこと”を目的に、日本各地でワークショップを開催されています。
お二人にはmottoのこれまでの活動や、子どものアート活動を通して見えてきたことなどをお話していただきました。
さらに、参加者の皆さんにはワークショップを体験してもらいました。
お題は
テーブルの上から好きな道具や素材を選んで、お弁当のおかずを作ってください。
というもの。これは想像力と創作力が試されますね~。
毛糸を焼きそばに見立てたり、オレンジ色の紙を唐揚げのように丸めたり、赤い紙を輪っかにしてタコさんウインナーにしたり、みなさん童心に帰って作業を楽しんでいました。
子どもたちが実際につくったお弁当の写真を見せていただきましたが、自由な発想力でつくられた色とりどりのおかずの数々に、私たち大人もびっくり。
秋田にも子どもたちのアート力を高められる場所やイベントがもっと増えるといいな、と思いました。
mottoのお二人は全国各地で活動をされていますので、興味のある方や「自社のイベントにも来てほしい」という依頼がありましたらFacebookやInstagramをチェックしてみてください。
セッション3:「感謝の正拳突きープログラミングもデザインも、継続は力なり」Kite(KITERETZ inc.)
Kiteさんは、グラフィックデザイナー、クリエイティブ・ディレクター、世界三大広告賞にも名を連ねる制作会社のウェブデザイナー兼プログラマを経て、株式会社キテレツとして独立。WordPressコアコントリビューター、Ruby on Railsコントリビューター、Reactコントリビューターなど、多くのオープンソースプロジェクトに貢献する一方、Wocker、Frascoなど、自身でも数多くのオープンソフトウェアを開発されています。
なんかもうスゴすぎる!!!!
そんなスゴイKiteさんからのお話が正拳突き??
え、どういうこと???
要は、どんなことでも上達するためには「続けること」が大事だよ!というお話です。(簡単にまとめすぎちゃってスミマセン)
Kiteさんの日課はWordPressの写経だそうです。プログラミング関係に詳しくない人のために分かりやすく言うと、なんだかとっても難しそうなWordPressの文字やコメントを、コピー&ペーストは一切使わずに一文字ずつ手打ちするそう。
理由はWordPressへの理解を深め、GitHubにプッシュすることで見える化し、他人にも見える毎日のルーティーンを作るため。
その結果、WordPressのコアコントリビューターとなり、WordCampに登壇して実行委員長にもなり、仕事の依頼も増えたそうです。メリットが多すぎる!!
さらに「Date Typography」(その日の日付の数字を使ったタイポグラフィ)も毎日続けているそうです。
とにかく時間がかかるらしいのですが、アイデアを出す練習になったり、新しい技術が身につくなどたくさんのメリットがあるのだとか。
このように手を動かす作業を毎日続けることが、某アニメのネテロ会長が毎日一万回おこなっている「感謝の正拳突き」につながるわけですね。
Kiteさんのようにスゴイ人も、ネテロ会長も、決してはじめから能力が高かったわけではなく地道な努力を続けているのだと改めて実感しました。
ちなみにKiteさんのセッションはオチがめちゃくちゃ秀逸でした!
セッション4:「ウェブデザイナーが3DCG制作に挑戦してみた話」まりめろ(株式会社HAMWORKS)
株式会社HAMWORKSのまりめろさんといえば、vol.4のカバー画像の立体箱猫ちゃんを3DCGでつくってくださった方です。
仕事ではワイヤーフレームの作成からUIデザイン、ロゴデザイン、イラストや3DCGなどを担当。趣味は3DCG制作で、DribbbleやTwitterのモーメントで作品を公開されています。
3DCGとの出会い、挫折の理由や再開のきっかけ、おすすめの本などを詳しく教えていただき、実際にBlenderというソフトを使ってデモ操作をしていただきました。Blenderはオープンソースで開発された3DCG制作ツールで、誰でもダウンロードして使えるそうですよ。
Blenderはショートカットキーを覚えることが、早く慣れるための秘訣だそうです。
まりめろさんの華麗なマウスさばきによって少しずつ形になっていく箱猫ちゃん。
下のvol.4カバー画像はこうして生まれたのか〜と、感動してしまいました。
まりめろさんとのコラボによるこちらの画像、参加者のみなさんから大変好評でした!
LTのお二人ありがとうございました。みなさんからの感想もご紹介!
LTは遠藤貴絵さん(office-design-farm)と新妻正夫さん(Hanare ひばりヶ丘)のお二人がお話してくださいました。
遠藤貴絵さん「渋谷とクリエイティブな街づくり」
遠藤さんはvol.2に続き二度目のLTです。ありがとうございます!
新妻正夫さん「Scratchを使ったCaT的脳トレのすすめ」
ねこたいほう、かわいかったです!ありがとうございました。
ここで、聴きにきてくださったみなさんからの感想をピックアップして少しずつご紹介します。
セッション1
ディレクターとデザイナーの連携が上手く働いた結果の秋田では珍しいタイプの良いイベントだと思います。箱猫のこれからの展開も気になるところですが、秋田のデザイン業、web制作業の発展のために県内の同業他社との合同イベントなどもあると面白いと思います。(秋田県/40代/女性)
箱猫のコンセプトや誕生の背景をお聴きして、ますます愛着が湧いてきました。何気なくみているキャラやロゴも込められた意義を知って後から感動させられることが多々あります。全国〜世界レベルで活躍されている方々のお話を気軽に聴けて、勉強できるCaTは本当にすごいイベントだと思います。ありがとうございます。(秋田県/30代/男性)
セッション2
子ども達にアートの楽しさを感じてもらうことは、これからの将来や未来にとってとても素敵なことだと思った。自分の地域でも、ワークショップなどをする機会を作れたらいいなと思った。(山形県/20代/男性)
アート、芸術、文化的なものを子供達に見せたり、体験させたいと思ったときに、何も無かったり数が少なかったりとちょうど感じていました。秋田にもっとそういう場をつくるために何ができるのか、ぜひ協力して何かやりたいと思います。(秋田県/30代/男性)
子供のころ、こういうイベントに参加したかったなと思いました。田舎出身なので本当にアートに触れる機会がなかったです。がんばってほしいです。応援してます。(秋田県/40代/女性)
セッション3
日付のタイポグラフィを作る活動、最初よりも時間がかかるようになったというお話が印象的でした。私は常に“工数”で考えるクセがあるので、「慣れれば早くなる」前提で考えがちでしたが、慣れることによって気づきが広がり、クオリティを上げるための時間が改めて分かった…という感じでしょうか。その上で続けるというところに勇気づけられた気持ちです。(宮城県/20代/女性)
現在始めたばかりですが、イラスト、デッサンをして画力を上げるようにしています。なかなか仕事以外に時間を作るのが難しいですが、カイトさんの話を聞いて少しずつでいいから続けて納得して自信が持てることをしたいなと思いました。DATEタイポグラフィがとても面白いです。(秋田県/20代/女性)
セッション4
この授業のために出席を決めたようなところがあります。面張りでいきづまって半年くらい制作を放置していましたが、教えていただいた本をもとに作りなおそうと思います。(山形県/20代/女性)
これが一番見たくて参加しました。普段イラストを描いていて、もともとミニチュアやフィギュアが好きだったのもあり、自分で考えたキャラクターを3DCGでつくってあわよくば3Dプリンターで出力するという野望があり、このイベントに参加しました。とてもくわしく説明していただけてとてもよかったです!!(秋田県/20代/女性)
全体
お客さんが参加できるセッションが楽しかったので、これからもお客さん参加型のセッションを増やしてほしいと思った。デモをしていただく場合も、できるだけ多くのお客さんが一緒に操作できればもっと楽しくなると思った。今回も内容の濃いセッション、ありがとうございました。(秋田県/10代/女性)
今回もみなさんカラーが違ってすごく良かったです。この話は本当にここでしか聞けないと思いました。ありがとうございました!!(大阪府/30代/女性)
秋田の古い体質(昭和な考え)に普段もみくちゃにされているのでこういったクリエイティブな方々の考えにふれることができて刺激になりました。(秋田県/30代/女性)
今回は4回目の参加なのですがいつ来てもためになるなと改めて思いました。ここに来ると毎回デザインのことを学べるのでとてもよいと思います。次もぜひ参加したいと思います。箱猫かわいかったです。(秋田県/10代/男性)
前夜祭&懇親会も盛り上がりました!
前夜祭
8/18(土)の前夜祭は、neccoオフィスでたこやき&ビヤガーデンを開催!
テラスからはちょうど夕日が見えてとってもキレイでした。
背の順で記念撮影!
懇親会
本編終了後の懇親会は、パブレストラン サガンを会場におこないました。
二次会はneccoオフィスにて。最後はなぜかゲーム大会で盛り上がりました!
スピーカーのみなさま、参加者のみなさま、前夜祭・本編・懇親会と、2日間にわたりアツイ秋田の夏を楽しんでいただきありがとうございました。
次回CaT vol.5については開催日・内容ともに未定ですが、決まり次第SNSなどでお知らせしますので、お楽しみに!
■Facebook Page
https://www.facebook.com/create.and.think/
■Twitter
https://twitter.com/create_n_think
■Instagram
https://www.instagram.com/create.and.think/
📮 お仕事のご依頼やご相談、お待ちしております。
お仕事のご依頼やご相談は、お問い合わせ からお願いいたします。
🤝 一緒に働きませんか?
下記の職種を募集中です。より良いデザイン、言葉、エンジニアリングをチームで追求していける方をお待ちしております。詳細は 採用情報 をご覧ください。
🗒 会社案内資料もご活用ください。
弊社のサービスや制作・活動実績、会社概要、ご契約など各種情報をまとめた資料をご用意しています。会社案内資料 からダウンロード可能ですので、ぜひご活用ください。
(2024年10月時点)
箱猫
Hakoneco
ダンボール生まれ。neccoの広報を務めている。 好きな食べ物は白くてふわふわなもの。趣味はお昼寝と日向ぼっこと爪研ぎ。Yogiboやチューリップチェアの上で寝るのがお気に入り。最近の趣味は自分のグッズを梱包すること。