necco note
neccoへ制作のご依頼と採用応募をご検討の方へ
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先日、以前からブログをよく拝見させていただいてる、長谷川 恭久さんの「一緒に働いてみたいと思うあなたへ」という記事を読みました。内容が大変すばらしく、「こういう記事を自分もきちんと書いて発信していくべき」と強く思ったので真似させていただきます。
項目のコピーもOKとのことをTwitterにも書かれていたので、自分なりの項目も足して書いていこうと思います。
長谷川さん良い記事をありがとうございます。
制作のご依頼や、採用応募をご検討の方のご参考になれば嬉しいです。
大きく2つのセクションにわけ、前半は私視点、後半はnecco視点で書きました。
自分にとっての成功
- 企業の利益や価値向上に寄与すること
企業のもやっとしたこと、課題になりそうでなっていないものを並走して発見、課題を言語化すること。その対策として、デザインやエンジニアリングで生み出すneccoの成果物で企業の利益や価値向上に寄与すること。
- お客さまの横に並んで同じ方向をみて仕事を続けること
依頼してくれた企業に対しての仕事はもちろんですが、その企業のお客さまに向き合い、ともに仕事ができること、できればメンバーだけでなくお客さまの横に並んで同じ方向をみて仕事を続けること。
- 好奇心を失わないこと
見つけたい、知りたい、助けたい、作りたいという気持ちを失わず仕事をし続けていけること。
- 一緒に働くメンバーに良い環境を提供できること
一緒に働くメンバーに良い環境を提供できること。社内外問わずできる限り働く環境を良くできること。
- 自分の好きなことを探求し続けること
デザイン、エンジニアリング、音楽制作、DIY、家具づくり、ホテルづくりなどを、これから先ずっと追求・探求し続けていくこと。
自分にとってのデザイン
- 課題の発見と視覚化
デザインには「装飾のデザイン」と「機能のデザイン」があると言われています。私はそれに加えて「課題発見」と「課題の視覚化」のデザインがあると思います。デザインの力を応用すれば、課題を発見し見える化することが可能です。課題をデザインするためには課題の発見が必要になります。デザインには課題を発見する力がある。それが自分にとってのデザインです。
- 掲載するコンテンツを見定める技術
現代では、オンスクリーン上に表示される写真、文字、動画のコンテンツをどうデザインするかが極めて重要です。どのような写真か、文章か、動画なのか。から考えることもデザインです。お客さまが用意したコンテンツ(掲載内容)をどのようにデザインするか。だけがデザインではないと考えています。どのようなコンテンツが必要か?をともに考えることもデザインだと考えています。
自分にとってのブランド
- 企業のらしさ、世界観を形成する資産
創業当初から数年は「ブランドだ!ブランディングデザインだ!」と言って「デザインを統一する」みたいなことをブランディングだと勘違いしていました。いまでは「見せ方をコントロールし続けていく状態にし、企業らしいデザインを継続、ときに変化、改善し積み上げていくこと」「いまある企業の良さを盛るのではなく引き出す、らしさや世界観が見えていなければ見える化し、続けていくこと」がブランドだと考えています。決して、壊して再構築、リニューアル・リデザインすることがブランディングではない。デザインを統一していくことだけがブランドデザインではない。企業のらしさ・世界観を継続していき、継続が積み上がった先に形成される資産がブランドだと考えます。
自分にとってのエンジニアリング
- 出来上がったものが使う人にとって有用であること
自分にとってのエンジニアリングとはコードを書くことではなく、「出来上がったものが使う人にとって有用であること」がエンジニアリングです。コードはそこまで私には書けないと思ってます。完成させてそれをどのように使えばどのようなメリットがあるのか?をよく考えています。動けば良い。とまでは思いませんが、具現化して継続利用していける仕組みをコードをつかって実現する。それが私にとってのエンジニアリングです。
自分の強み
- 営業や販売などのビジネス、デザイン、エンジニアリングを同時に考えてお客さまとプロジェクトを進行できること
これが一番の私の強みだと思っています。営業や販売から社会人を始めて、ウェブマーケティング、広告運用、自社事業のウェブやシステム制作のプロジェクトマネジメント、制作会社でのウェブディレクターやフロントエンドエンジニアと経歴を重ねてきました。ウェブマーケティングを始めた頃からデザインや自分でサイトのコーディングを続けてきて、現在は事業の根幹のビジネスモデルやマーケティングを起点にデザインとエンジニアリングにまたがった会話が可能だと自負しています。
大切にしているものこと
- 常に「今より良くするには?」を考えて行動、発言すること
相手が伝えてくれたことに対して常に「今より良くするには?」を考えて行動、発言することを大切にしています。例えば10の質問をしてきてくれたら、20くらいの返答をするイメージです。自分の知見や経験、知恵を乗せて返答すると、会話はどんどんはずんでいきます。そのような会話がプロジェクトをうまく進行させ、良い成果に結びつくと思っています。
コミュニケーションの仕方
- Slack、Messenger、Asanaをメインで利用しています
Slack、Messenger、Asanaをメインで利用して業務を進めてます。neccoには電話がなく全て私のスマートフォンに転送されるようになってますが、電話は出ません。私は営業やディレクション専属ではなくデザインしたりデザインレビューをしたり、コードを書いたり、成果物の最終チェックをしたりなど集中していることが多いので電話に出ると集中力が途切れてしまうためです。(すみません!)
- 議題と終了時間も設定したいです
Zoomなどを利用して打ち合わせなどを行いますが、議題と終了時間の設定のない会議はできるだけ避けるようにしています。打ち合わせが伸びてしまうと双方に負担が大きくなるため、できる限り短く要点と次のアクションをまずは抑えたいです。
- チャットでも感情表現多めです
事務的なやりとりというより、チャットではしゃべるように書いてしまいます。あ〜〜〜!!!う、、、、!!!とかチャットでも感情表現が豊かかもしれないです。
誤解されていること
- 私の役割はサッカーでいうミッドフィルダー
クリエイティブディレクター / デザインエンジニアとして働いており、プロジェクトの進行から情報設計、コンセプトづくり、デザインやデザインレビュー、フロントエンドコーディングを行っています。
ディレクター、エンジニア、のみと思われることもありますが、プロジェクトによって役割を調整しています。ディレクションとエンジニアリングのみ、ディレクションとデザインのみ、ディレクションのみ。または3つ全て行うことも多いです。サッカーでいうとMF(ミッドフィルダー)のようなポジションです。攻めるし、守るし、パスを出します。ときにシュートを決めます。ですがFW(フォワード)やDF(ディフェンダー)より不得意なことも多々あります。
- すごい人間ではない
ありがたいことに外部の勉強会やイベントなどでお話させていただく機会を多くいただいてますが、まだまだ足りてないことばかりで「すごい!」と言っていただけるような人間ではないです。言語化もドキュメントづくりも経営も経理もデザインもエンジニアリングもまだまだできているようなレベルではないと思ってます。イベントなどのお声がけはとてもありがたいです。
好まないこと
- お客さま、自分、メンバーの三方良しでバランスをとらない人と関わること
自分の制作するもの、成果に対して熱量を持たない人と関わること。自分のことばかり考える人と関わること。自分のためと相手のためを両立して生きてこそだと考えています。それはトレードオフではなく、バランスをとることでお客さま、自分、メンバーの三方良しでバランスをとるからこそうまくいくと考えています。
- 言い訳が多い人や仕事への姿勢が悪い人と関わること
言い訳が多い人や仕事への姿勢が悪い人(受け身、提案なし、先回りの行動なしの人)が好きではありません。より良くするために不要な要素です。デザインも制作物もより良くするために多くの人が関わっており、時間やお金をかけて動いているためです。
自分がやらないこと、やりたくないこと
- 完璧をずっと目指し続けることはしない。不完全を許容する。
論理や正義、答えや効率、完成品のみを追い求めることはやらないです。ほとんどものは不完全であり、感情があり不効率、未完成です。広告や宣伝のために論理と正義を誇大に表現し、不完全を許容しないことはしたくないです。多くのことが時間やお金を中心にさまざまな制約があるなかでできています。もちろん完璧を理想として追いかけたいとは思いますが、制約の中でどうより良くするか?のほうに考えの中心があります。
弱みや改善したいところ
- 幅広くなりすぎてしまい、知見が浅くなりがちなので、深い領域を点でつくりたい。
経営からディレクションからデザイン、フロントエンド実装まで幅広く行っているため深い追求があまりできていないところがあります。Figmaの操作やJavaScriptの基本などは駆け出しの方より理解していないこともあると思います。ですので、なるべくデザインであればタイポグラフィーやグリッドシステム、フロントエンドであればJamstack関連などに特化して情報を追っていっていき、深くなる領域を複数つくるようにしています。
ここからはneccoについて書いていこうと思います。
neccoの2022年1月現在の仕事内容
- 人事アプリケーションのUIデザイン
- 地図制作ウェブサービスのUIデザインとフロントエンドコーディング
- AI関連のサービスを提供する企業のコーポレートサイトのディレクション、デザイン、フロントエンドコーディング
- メディアECサイトのクリエイティブディレクションからロゴデザイン、ウェブデザインとコーディング、ネイティブアプリの制作、商品パッケージデザインなど一式
- 自動縫製見積りサービスのブランドデザイン、サービスデザイン、UIデザイン、フロントエンドコーディング
- 不動産会社さんの季刊発行のパンフレットデザイン
- 投資会社さんの会社パンフレットデザイン
- 顧問編集会社さんのメディアサイトのディレクション、デザインとコーディング
- 文具、嗜好品、保険会社さんのウェブデザインとコーディング
- システム・IT関連企業、病院、車のディーラー、不動産会社、建築設計会社、アート関連、建設会社さんのウェブサイト更新・運用・保守
- 取材・撮影・執筆・校正
- 自社のウェブサイト、パンフレットデザイン、キャラクターデザイン、ECサイト制作、ブログ執筆
- デザインチームで書籍執筆
などをおこなっています。
また2021年でははじめて民間企業から直接コンペ参加依頼がきまして、自治体を除けば初めて直接指名で参加しました。(通常はコンペのご依頼は受けていないのですが、どうしてもデザインさせていただきたい企業さんからのご依頼でした。参加企業5社でしたがneccoを採択をしていただきました。)
ありがたいことに、上記ほぼすべて直接ご依頼のお仕事になります。また現在多くのご依頼をいただいており、6月あたりまではリソースがほぼ埋まってきている状況です。夏頃や年内公開などを目指しており、ご依頼をご検討中の方いましたら早めにご相談、プロジェクトのキックオフをして行ければと思いますのでお声がけください。
業務外ではありますが、年始に書籍執筆のご依頼をいただきました!夏頃発売予定でneccoメンバー複数人で執筆を開始しています。今年の新たな挑戦です!
neccoにとっての成功
- お客さまの事業の利益向上とブランド価値向上をデザインやエンジニアリング、写真、コンテンツ作成、映像、モーションなどメンバーの力(好奇心・興味・継続力・制作力・発信力)をかけ合わせて生み出すこと
neccoの目指すデザイン
- 企業の永続的なブランド価値や事業を支援できるデザイン
- 不変的なものや可変的な時代のながれを感じとりながら積み上げていけるようなデザイン
- デザインとエンジニアリングに加えて、写真や映像、コンテンツづくり、音楽などを組み込んだ総合的で統合的なデザイン
neccoではどのような人が働いているか
現在は7名のメンバーが働いてます。
- クリエイティブディレクター / デザインエンジニアの私
- エディター / フォトグラファー 夏井
- グラフィックデザイナー / イラストレーター 今
- デザイナー / モーションデザイナー 田口
- アシスタントデザイナー 中川
- フロントエンドエンジニア 須藤
- バックオフィス(アルバイト)安達
の合計7名です。
場所は東京5名、秋田1名、青森1名となってます。
年始に退職者が出てしまい、秋田オフィスのメンバー拡充をしていきたいです。メンバーとしてフロントエンドエンジニア、デザインエンジニアアシスタントやディレクター・エディターアシスタントを募集していきます。それぞれ1〜2名予定。秋田オフィスは広いから賑やかにしていきたい。
フロントエンドエンジニアさんは外部のパートナーさんにも複数人お手伝いいただいている状況でメンバー強化を早急に行っていきたいです。今年中に10名くらいの組織にしていきたいと考えてます。3から4名は採用がんばりたい!ご応募ご検討中の方いましたらぜひ。
neccoの強み
- ディレクションからデザイン、コンテンツ作成、写真撮影、CMS設計、コーディング、モーションなどデザインやウェブサイト・ウェブアプリなど1チームで成果物を作成、完成できるところ。
- 現在掲載する文章がなければ文章を、写真がなければ写真を撮影し、お手伝いできるところ。
- 何を作っていいかわからなければ企画や制作全体のご相談も承ります。
- お客さまが必要と思っていても、不要であれば不要とはっきりお伝えするところ。
neccoのコミュニケーションの仕方
- SlackやAsanaでのテキストコミュニケーション・タスク管理がメインです。週次の朝礼や毎日の終礼はNeWorkを利用して行っています。
- Google スプレッドシートやNotionでストック情報は管理しています。必要な情報はそこから取り出しています。
- デザインデータ、写真などはDropboxを利用
neccoで誤解されていること
- 短納期の仕事はしないですか?→場合によっては対応しています。現在はプロジェクト開始から公開までは半年ほどお時間いただくプロジェクトが多いです。
- ロゴから依頼しないとデザインしてもらえないですか?→ロゴは既存のものを利用させていただいてデザイン展開なども可能です。ウェブサイトのみのご依頼からはじまり、ご提案によってブランド全体のデザインやロゴ、ダウンロード資料、イラスト制作、撮影や取材、コンテンツ制作など、合わせてご依頼いただくことも多いです。
neccoがやらないこと、やりたくないこと
- コンペでの無料デザイン*
- 無償での見積もりや情報設計、アイデア提供
- デザインパターンをたくさん出してお客さまに選択させる行為
*場合によってはご対応できる場合もございます。(どうしても担当させていただきたい業務内容やneccoメンバーで成果を出せる可能性が高い場合など。ただし5年間で数件しか行っておりません。)
neccoの弱みや改善したいところ
- お仕事のご依頼があっても受けられないことがあります。理由はリソース不足です。(業務効率化・ワークフローの要整理が必要で私と一緒にディレクター、PMできるメンバーも必要になってきました。)
- ドキュメント化力がまだまだ弱いのでどんどんドキュメントにして常時、会社にノウハウを残す力をより強化したい
最後に
ここまでお読みいただいてありがとうございました。少しでもご依頼をご検討のお客さまや、採用応募をお考えの方の参考になればと思います。
お仕事をご依頼の方は、ぜひ弊社実績などをご参考にお問い合わせください。
採用をご希望の方は採用応募フォームよりぜひ!
📮 お仕事のご依頼やご相談、お待ちしております。
お仕事のご依頼やご相談は、お問い合わせ からお願いいたします。
🤝 一緒に働きませんか?
下記の職種を募集中です。より良いデザイン、言葉、エンジニアリングをチームで追求していける方をお待ちしております。詳細は 採用情報 をご覧ください。
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(2024年10月時点)
阿部 文人
Fumito Abe
東京都生まれ。オフィス仲介、外国人専用ゲストハウスなどの不動産業界にて自社ブランデング・ウェブマーケティングに従事。ウェブサイトの解析、広告運用、多言語サイトの制作を経験。その後、サンフランシスコにて語学留学を兼ね1年渡米。現地企業ECサイトの企画からCMS開発、デザイン制作なども担当。帰国後、2013年9月より秋田県内企業にてWordPressを中心にウェブサイトを多数構築。 2016年10月秋田県秋田市にて株式会社neccoを設立。WordCamp Kyoto 2017・WordCamp Osaka 2018・各地のJP_Stripes・JP_Stripes Connect 2019、CSS Nite LP64の登壇やAlexa Day2018・2019の運営など社外でも積極的に活動中。 好きなものは猫、読書、建築、Apple。2匹の猫と仲良く暮らしています。