阿部 文人
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ライカ – LEICA M10-Pを連れて京都の寺院を巡るフォトウォークをしてきました

  • Photograph

2023年11月に京都の寺院を回りながら写真撮影をするフォトウォークに連れて行ってもらいました。連れて行っていただいたのは、京都に本社があるウェブ制作会社、株式会社エムハンドの代表山手さんと取締役の岩松さんです。

その写真を昨年の年初に購入したLEICA M10-Pとズミクロン 35m F2 7枚玉で撮影したので作例としてまとめておきたいと思います。

真言宗総本山 教王護国寺「東寺」

1件目は夜も拝観できる「東寺」へ

国宝である「五重塔」は826年に創建着手したようですが、4回も焼失し現在の塔は1644年に徳川家光の寄進によって竣工したものだそうです。

真言宗総本山 教王護国寺「東寺」五重塔
真言宗総本山 教王護国寺「東寺」の池に映る紅葉
真言宗総本山 教王護国寺「東寺」の緑色の紅葉

https://toji.or.jp/

貴布禰総本宮「貴船神社」

2件目は「貴船神社」へ

早朝からポツポツと雨が降ったり止んだりしていました。雨の中の撮影も大変ですが空気の重さがいいですね。 京都の水源を守る神が祀られていて、絵馬発祥の地でもある貴船神社。降雨の祈願で「黒馬」を、止雨の祈願で「白馬」を、実際は生きている馬を献上していたらしいです。

貴布禰総本宮「貴船神社」階段
貴布禰総本宮「貴船神社」の絵馬の発送の場所
貴布禰総本宮「貴船神社」の木の苔
貴布禰総本宮「貴船神社」で傘を持ち佇む岩松さん

https://kifunejinja.jp/

栂尾山「高山寺」

3件目は「高山寺」へ

岩松さん山手さんが座っている国宝の「石水院」からみる景色が美しい。赤い床から縁側で接続され、柱で縁取った紅葉。縁側は中と外の境界のようで好きです。 同じく国宝の「鳥獣人物戯画絵巻」も見れました。複数の作者で段階的に書かれた謎の多い絵巻物らしい。

栂尾山「高山寺」の石水院に座る山手さんと岩松さん
栂尾山「高山寺」石水院
栂尾山「高山寺」の道
栂尾山「高山寺」石水院の格子
栂尾山「高山寺」の鳥獣戯画の絵巻物
栂尾山「高山寺」の紅葉
栂尾山「高山寺」の階段

https://kosanji.com/

槇尾山「西明寺」

4件目は「西明寺」へ

5件目に行く高雄山の「神護寺」 1つ前の栂尾山の「高山寺」 この槇尾山の「西明寺」 この3つの山の尾根を「三尾」というらしい。その麓にあるこの3つのお寺は真言密教の発祥の地で1000年以上の歴史がある。 西明寺は悠久の歴史を感じさせる苔と紅葉が印象的でした。

西明寺では苔ばかり撮影してました。きちんと本堂などもカットとして抑えないとですね。

槇尾山「西明寺」の苔と灯籠
槇尾山「西明寺」の木の下の苔
槇尾山「西明寺」の木の下の苔
槇尾山「西明寺」の木の下の苔
槇尾山「西明寺」の地面の苔
槇尾山「西明寺」の階段で紅葉を触る岩松さん

https://www.saimyoji.or.jp/

高雄山「神護寺」

5件目は「神護寺」へ

弘法大師・空海が14年間住持した神護寺。真言宗(密教)の「即身成仏」という教え、それを達成するための修行で「三密」というのがあり、「身密=身体・行動」、「口密=言葉・発言」、「意密=心・考え」の3つを整えることが欠かせない。とあります。 私も2024年は修行が必要です。仕事も写真も。

高雄山「神護寺」宝蔵
高雄山「神護寺」の大きな長い階段と山手さん
高雄山「神護寺」和気公霊廟
高雄山「神護寺」茶屋からみる紅葉

http://www.jingoji.or.jp/

常照皇寺

6件目は「常照皇寺」へ

常照皇寺は国の天然記念物になっている「九重桜」を含む、三名桜木があります。訪れたときは冬だったのでみれませんでしたが、なだらかな階段、池と建築にかかる紅葉、格子からみえる美しい場所でした。

常照皇寺山門
常照皇寺方丈北の庭園と池
常照皇寺方丈北の庭園
常照皇寺 建物の間にのぞく紅葉

LEICA M10-Pは2023年のベストバイ

まだまだ上手く撮影もできてなくて現像も研究中ですが、今後どういった写真が撮れるようになるのか楽しみですので現時点で残しておこうと思います。ライカは撮影してみていい写真の定義とか、どんな写真をとるべきか、距離はどうか?何を撮りたいのか?などを考えるきっかけになったカメラです。金額は高いですが、リセールも高いカメラなので一度は使ってみたいと思っていたので思い切って購入しました。

マニュアルでの単焦点撮影、レンジファインダーなどなど私にとってはうまく取れない写真ばかり量産されます。その中でもこれはちょっと見れる写真かなと思えた写真を今回まとめてみました。

元々写真が上手いわけではないですが、より写真のことを深く考えるようになったのはすごく自分にとっては良かったです。20代のころハッセルブラッドのフィルムで撮影していた楽しいけど、やきもきしていた気持ちを思い出しました。

次にいったらどう撮影する?

今回1寺ごとに140枚くらいは撮影していたのですが、思った以上にまともな写真が撮れていませんでした。ぶれてる、傾きすぎてる、何を撮ってるかわかりづらいなどなど。またお寺の入り口や本堂などのメインどころを抑えてないので、場所を伝えづらかったなと感じました。ですので次回からは

  1. 入り口の正面や看板は撮影する(きちんと正対する)
  2. 対象物を決めて正面と中心で撮影する(まだ思考がぼんやりしてる)
  3. シャッターをもっと切るたくさん撮影する1寺300枚くらいは撮りたい(量が足りず質を生んでない)
  4. バッテリーは1日撮影するなら3本もっていく(7件目も行ったのですがバッテリーが切れてiPhoneで撮影した。仕事だったら。。。)
  5. 寄りと引きを意識して1つの対象物でも複数のカットを撮影する(カットのバリエーションが少ない)
  6. アウトプット(ブログやXなど)のテーマを決めてから撮影する(全体のコンセプトがないまま撮影してる)
  7. 現像と補正はLightroomでないものに挑戦してみる(なんか同じプリセットと補正になってる)
  8. 小さい三脚をもって三脚を使った撮影にも挑戦する(設定もよくないけどブレブレでキメの写真が少ない)

写真は仕事と深く関係がありますが、楽しく自分でも撮影し続けていければと思います。

阿部 文人

阿部 文人

Fumito Abe

東京都生まれ。オフィス仲介、外国人専用ゲストハウスなどの不動産業界にて自社ブランデング・ウェブマーケティングに従事。ウェブサイトの解析、広告運用、多言語サイトの制作を経験。その後、サンフランシスコにて語学留学を兼ね1年渡米。現地企業ECサイトの企画からCMS開発、デザイン制作なども担当。帰国後、2013年9月より秋田県内企業にてWordPressを中心にウェブサイトを多数構築。 2016年10月秋田県秋田市にて株式会社neccoを設立。WordCamp Kyoto 2017・WordCamp Osaka 2018・各地のJP_Stripes・JP_Stripes Connect 2019、CSS Nite LP64の登壇やAlexa Day2018・2019の運営など社外でも積極的に活動中。 好きなものは猫、読書、建築、Apple。2匹の猫と仲良く暮らしています。

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