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あのキャラクターたちの生みの親!|necco 社員インタビュー vol.5 |グラフィックデザイナー・イラストレーター 今 聖菜さん
- Careers
necco社員インタビュー第5回は、東京オフィスで働く今 聖菜さんです。今さんはneccoの創業メンバー。2016年の創業時から8年以上、neccoのデザインを支え続けています。そんな今さんに、普段の業務内容や創業時のエピソード、これまで生み出してきたデザイン・キャラクターなど、さまざまな話を聞きました。盛りだくさんの内容、ぜひご覧ください。
- インタビュアー:中川 小雪
- 記事執筆:夏井 ひとみ
- 写真撮影:今 佑輝、阿部 文人、夏井 ひとみ
プロフィール
今 聖菜(こん せいな)
2016年10月入社 / イラストレーター・デザイナー / 東京オフィス勤務
秋田県生まれ。 秋田公立美術短期大学でデザインを学び、卒業後、地元の制作会社に就職。県内外の企業ブランディング、商品パッケージ、販促ツール、書籍、ウェブなど商業デザイン全般に従事。イラストレーション及びそれを用いたデザインを得意とし、ニーズに合わせたジャンルを問わない幅広いデザイン展開を経験。2016年10月よりneccoに参画。常に丁寧なデザインを心がけ、グッとくる芯のある面白いものを作るべく日々奮闘中。 好きなものは、犬、猫、デザイン、洋服、アイドル。趣味はイラスト制作、寝ること。
詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
小さい頃から絵を描くのが好きで、大学ではパッケージデザインを専攻
― 普段の仕事内容を教えてください。
グラフィックデザインやウェブデザインを主に担当しています。紙媒体をはじめとしたブランドツールのデザインや、デザインのなかで使用するイラストやアイコンなどの素材を作ることも多いです。最近ではキャラクターデザインを制作することもあります。
― 前職ではどんな仕事をしていましたか。
秋田の制作会社に新卒で入社し、紙媒体メインでデザインの仕事をしていました。パッケージデザイン、雑誌等のエディトリアルデザイン、イラスト制作が多かったです。ほかにはカメラマンに同行してお客さまに取材をすることもありました。いまほどウェブデザインを担当する機会は多くなかったですね。
― 秋田公立美術短期大学出身ですよね。専攻は?
はい、秋田公立美術短期大学でグラフィックデザインをメインに勉強していました。私が通っていた頃は商業的なデザインを学ぶ「産業デザイン学科」と、プロダクトづくりや工芸技術を学ぶ「工芸デザイン学科」の2学科に分かれていて、私は「産業デザイン学科」に進学しました。
まずはじめにデザインの基礎全般を学び、その後はより商業的なデザインを学ぶために「パッケージデザイン専攻」に進みました。理由は、お客さまが実際に触れる、つまりお客さまとの接点になるようなデザインを勉強したいと思ったからです。当時学んだ内容は、いまでも自分のデザインの考え方に役立っていると思います。
― 卒業制作ではどんなものをつくりましたか。
パッケージデザインの卒業課題だったので、浴衣をきれいに保管できるデザインを考えました。浴衣自体は形がかわいらしくて着ているときは楽しいのですが、保管するときまでとっておきたくなるデザインのものがないことに気づいたからです。浴衣をしまう際にも華やかな気持ちになれたらいいなと思って、浴衣セットのパッケージをつくりました。
結果、ありがたいことに学内講評で優秀賞をいただきました。今見ると拙く少し恥ずかしいのですが、当時は毎日学校に遅くまで残って一生懸命作っていたので、受賞できたときはとてもうれしかったですね。
― ほかにも、大学時代に挑戦した制作で思い出深いものはありますか。
卒業する年に参加した男鹿水族館の学内デザインコンペが思い出深いです。その年に生まれたシロクマをモチーフに、オリジナル商品の袋入りラーメンのキャラクターを考えるというデザインコンペでした。結果採用してもらって、実際に自分が考えたものが商品になるという貴重な経験をさせていただきました。デザインって本当にいいなと思えた瞬間でしたし、商業的なデザインをプロとしてやっていきたいと決心するきっかけになりました。
― 子どもの頃からイラストやデザインが好きだったのですか?
物心ついた頃から絵を描くことが大好きでした。友だちと外で遊ぶというより、一人でずっと絵を描いていました。女の子のキャラクターを描くのが好きで、特に少女漫画にたくさん影響を受けましたね。具体的には、種村有菜先生やCLAMP先生の作品です。その漫画に出てくる人物や洋服の細部の丁寧な描き込みが好きで、子ども心にわくわくして見ていましたし、描き方を真似することでいろんな発見がありました。
いまneccoでも洋服のイラスト制作をする機会がよくありますが、ひらひらした洋服を描くときは、子どもの頃にたくさん見た服の知識が生きていると思います。
創業時から挑戦してきた取り組みが、いまのneccoにつながっていると実感
― 前職からnecco創業までの話を聞かせてください。創業のきっかけは?
necco CEOの阿部さんとは前職の同じ部署で一緒に働いていて、仕事や制作物への向き合い方で意気投合し、独立しました。そのとき阿部さんはウェブチームのリーダーで、いまと同じように制作物のクオリティの管理なども担当していました。阿部さんのちょっとした妥協を許さないところや、自分が「無理だ…」と足踏みすることにも臆せず挑戦する姿を見ていて、「阿部さんと一緒なら自分たちが目指す制作をやっていけるかも」と思い、ディレクターの阿部さん、デザイナーの私、そしてもう一人、エンジニアの方の3人でneccoを創業しました。
― 独立することに不安はありませんでしたか?
当時はそれぞれの技術力もまだまだ追いついていない状態で会社としてやっていける確証もなかったのに、独立すること自体に不思議とあまり不安はなく、なんとなく「このメンバーならやっていけるかも?」と謎の安心感がありました。阿部さんやエンジニアのメンバーを信頼していたからだと思います。今思うとちょっと怖いですが、あまり考え過ぎずとりあえずできることをやってみるを続けていたらなんとかここまでこれました。
― 「necco」という会社名やロゴはどうやって生まれたのですか。
会社名は秋田のココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)で決まったんですよ🍛(笑)。もともと阿部さんが猫が好きだったことと、「会社つくったら家具(インテリア)の仕事もやりたいね」という話をしていたこともあって、はじめは「ネコテリアにする?」という案が出ていたんです。でもそれだと複雑で呼びづらいのとこれからやりたいことが増えていったときに事業の幅を狭めてしまいそうだったので、「いっそのこと、ネッコ→根っこは?」という流れになり、会社名が決まりました。
ロゴマークのベースを思いついたのは阿部さんです。最初は木を正面から見たデザインを作っていましたが、ありきたりであまりしっくりいかず試行錯誤していました。そんなときに阿部さんが「視点を変えて木を上から見るのはどう?根が四方八方に広がってお客さんのビジネスを広げていくという意味にもなるよね」というアドバイスをくれて、「それだ!」となり現在のロゴが生まれました。私たちが大事にしている「根っこを考える。」を体現する特徴的なマークになったと思います。
― 創業から現在までを振り返っていかがですか。思い出深いプロジェクトはありますか。
創業から8年、あっという間でした!うまくいかないこともたくさんありましたが、気づけば自分が想像もしていなかったようないろんなお仕事やお客さま、良いチームに恵まれて、neccoを続けてこれて本当によかったなぁと思います。創業したときから、阿部さんが「とにかく自分たちでできることはなんでもやってみよう」というスタンスだったので、いろんなことにみんなで取り組んできましたが、それがちょっとずつ現在につながっていると思います。
秋田オフィスをリノベーションしたり、デザイン勉強会「CaT」を主催したり、いろんなイベントに参加して尊敬する制作会社の方々と縁が生まれたこともうれしかったです。
― そもそも、CaTをはじめたきっかけって何だったんですか?詳しく知りたいです!
当時、秋田にはデザインの勉強会のようなイベントがなかったので、そういう機会をつくれば交流も深まるだろうと考えてCaTをスタートしました。CaTは「Create and Think」の略で、デザインやウェブなど、制作に携わる人を招いてお話を伺ったり、neccoメンバーで登壇することもありました。
CaTでは鷹野さんに出会えたことが大きかったと思います。鷹野さんはCSS Niteやオンライン勉強会の「朝までシリーズ」を運営されている方で、イベントの立ち上げから進行のしかた、登壇まで勉強させていただきました。CaTにも出演いただき、プロの登壇を間近で見て衝撃を受けました。とてもやさしい方で、CSS Niteに呼んでくださったり、neccoをいろんな場面で紹介してくれるなど、たくさんの機会をいただきました。それまでは自分のなかで「絶対に無理!人前で話すなんてできるわけがない!」と思っていた登壇にも挑戦する機会をいただけました。
『朝までイラレ 2』に出演しました!「Illustrator × iPadで!イキイキした線画イラストを描こう」
― CaTといえば箱猫ちゃんですが、どのような経緯で生まれたのですか?
箱猫ちゃんはCaTをはじめたときに制作し、公式キャラクターになりました。新しくイベント開催するにあたって、なにかイベントの顔になるような存在がいてほしいねという経緯で誕生しました。「ソーンダイクの猫」(猫の問題箱)という実験をモチーフにしていて、はじめは箱の中の端っこから外を覗いていました。いろんな人の話をたくさん聞くうちに、引っ込み思案の猫ちゃんが外の世界に飛び出していく…というストーリーがあります。イベントに参加するすべての制作に関わる方や自分たちを重ね合わせた存在をイメージしていました。
気づけばイベントの枠を飛び出して、今ではneccoの広報としていろんな場面で活躍してくれています!
季節のお休みお知らせグラフィックなどでアクティブなものから文化的なことまでなんでも挑戦してもらっているのですが、箱に入っていた最初の頃からとても活発になりましたね。モーションをつけてもらったり、3DCGにしてもらったり、お友達👻が増えたり、周りの人に愛されてneccoと一緒に成長してきた大切なメンバーの一人だと思っています。
思い返すと箱猫ちゃんが生まれてからいろんな人にneccoのことを知ってもらえた気がするので、そこがneccoと自分のターニングポイントだったかもしれません。
▼2023年の年末グラフィック
▼2024年の新年グラフィック
かわいくて、わかりやすいキャラクターづくりを意識
― キャラクターを作るときに意識していることはありますか?
「かわいい」と「わかりやすい」のバランスを常に意識しています。とにかく色んな人に好きになってもらうことが大事だと思うので、愛着がわく顔や体のフォルム、表情になるように気をつけています。思い出せないくらい複雑にすぎてしまうと浸透しないので、きちんと特徴を持たせながらシンプルな形になるように足し算や引き算をしています。ギリギリ思い出して概念的にでも描けるくらいの粒度が自分のなかではベストかなと思っています。
「いそうでいない」キャラクターデザインをつくるのはいつもとても難しいですが、みんなに「かわいい」と言ってもらえたときは我が子が褒められているようで、とってもうれしくて優しい気持ちになります。
― ふたばにゃん、フィトくん、ファイさんなど、いままでいろんなキャラクターを制作されていますが、それぞれ思い出はありますか。
ふたばにゃんのときは、小〜中学生のバスケットボールクラブチームのキャラクターなので、子どもたちと一緒に成長していけるようなキャラクターにしたいと思って作りました。顔は親しみやすい丸みのあるフォルム、きらきらとした好奇心あふれる目、子供たちとお揃いのユニフォームなど身近に感じてもらえる姿を目指しました。耳を双葉の形にしてチームのロゴとも連動させ「ふたばバスケットボールクラブらしさ」を出すことにもこだわりました。
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フィトくんはハリネズミの造形自体が難しくて初挑戦ということもあり苦戦しました。写真などを見ながらデフォルメを検討したのですが、ちょっと間違うとクマになってしまうんですよね。ちゃんとハリネズミに見えるけど複雑すぎず、サービスのなかにいても埋もれない、小さくても存在感のあるかわいらしいキャラクターデザインを心がけました。
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最近だとファイさんですね。ファイさんは、実はあまり悩まずに原型ができました。それまでにAwarefyさんとたくさん会話をして、大事にしていることや伝えたいなどをヒアリングしていたことが大きかったと思います。多数のデザイン案を出して、最終的には一案目に決まりましたが、決まるまではいろんな方向性の案をつくりましたね。複雑な子やいろんな属性を持たせた案もあったのですが、やっぱり心に寄り添えるような余白のある、やわらかい印象の子に決まりましたね。いまではサービスサイトやアプリ、SNSなどたくさんの場所で登場してくれてうれしいです。ぬいぐるみ化もされましたね!心の問題で悩んでいるユーザーさんの支えになれる存在を作れていたらいいなと思いますし、Awarefyさんのサービスを好きになってもらえるひとつのきっかけになっていたらうれしいです。
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デザインを生み出すのは難しいけれど、成果が出たときは心からうれしい
― デザインがうまく表現できないとき、どうやって乗り越えていますか?
うーん、難しい質問ですよね(笑)。思うようにいかないなって感じることばかりで、終わってからやっと「できて良かった」と安心するくらいです。デザイナーさんってみなさん同じように悩まれているんじゃないでしょうか。
乗り越える方法としては、「とにかくつくる」ことしかないかもしれません。頭で悩んでいても打開策が全然見つからないことが多いので、いまデザインしているものとガラッと違うものをつくってみるといいかと思います。あとは、自分がつくっているものと違う媒体の参考を見ると、結構ヒントになるなって思います。例えば、ウェブサイトのデザインをしているときは、あえて本や雑誌のデザインを見ることをおすすめします。ウェブサイトだけを見ると、ウェブの表現だけにとらわれてしまうんですよね。本・雑誌の細かいつくり込みやインデックスのデザインなどを見ると、新たな発見があったりします。
それから、作っているサービスと関連のある本を見ることもよくあります。料理のサイトを作っているなら、料理の本を見る。編集者のサイトを作っているときは、ビジネス書を見るなど。業種が持つ独自の要素を取り入れられることもあるので、おすすめです。
― デザインをやっていて、どんなときにやりがいやおもしろさを感じますか。
お客さまの成果が出たときです。デザインがきっかけでビジネスが上向きになったり、お客さまの採用の応募が増えたり、何かにつながったときに、やってよかったなと心から思います。デザインはあくまでも成果物の一部ではありますが、お客さまにとっての良い資産になれたらいいなと思います。
― つくっているときに楽しいと感じることはありますか。
これを言ったら希望がなかったり少し誤解を生んでしまいそうですが、私はたまにしか感じないです…。無いものをつくりだす仕事なので、「なんでできないんだろう」とか、「なんでいいものにならないんだろう」っていう苦しみが終わるまで常にあります。他にもっといい方法があるんじゃないかと、ずっと考えてしまいます。お客さまにとっての正解はなんだろう、みたいな。それをつくるのが本当に難しいです。「いいものになりそう!」って思って、一瞬楽しくなっては下がる。その繰り返しで少しづつ何かが見えてくる感じです。
でも、ペアデザインしているときは楽しいですね!それまで一人の頭の中でデザインしていたものが、他のメンバーの視点が入ることで新たな発見があったり、いいアイデアが生まれて拡張されることが多々あります。デザインに行き詰まっているときにメンバーに助けられることもあり、自分にとってペアデザインは貴重な時間です。
― 先輩は自分よりもデザインのスピードが速いし、悩みなんてないんだろうとか思っていました。でも本当はすごく悩んでいて、みんな正解を出そうとがんばってるんだと感じました。
そうそう、誰がやってもみんな等しく同じように悩むはずです。後輩デザイナーのこゆきちゃんたちが悩んでいるのを見て、本当に気持ちがよくわかります。だから一緒にがんばっていこうっていう気持ちですよね。
― デザイナーとして知識を蓄えるために、気をつけていることやよく見ているものはありますか?
街中の広告や雑誌、漫画、本、アニメ、映画、音楽など、何でもいいので自分が純粋に「いいな」と心が動いたり、ワクワクするなって思うものをとにかく沢山見つけるようにしています。他の人が見てないような細かいところをじっくり観察して、「このあたりがかわいいな」「きれいだな」って感じる部分を探したり。こうした感覚を養っていくと、いま自分がつくっているデザインなどの表現に通じることが沢山あるなと思っています。
お客さまのためにデザインをしているので、考えすぎて何が正解なのか、何がベストなのか、よく分からなくなってくることが多々あります。そういうときに、立ち返れるような自分の軸やこだわりや哲学を持っておくといいのかなと思います。
本当はもっと学術的な側面から書籍を読んでしっかりデザインを学んでいけば、より深い説得力が出てくると思うのですが…。いつも阿部さんに本を読むように言われているので、これからもっと勉強していきたいです!
身につけた知識や技術を、お客さまのために使えるチームでありたい
― 仕事以外について、趣味を教えてください。
趣味は絵を描くこと、アイドル、音楽を聴くことです。音楽はジャンル問わず聴いていますね。あとは小さくてかわいいものを見たり、集めるのが好きです。普段インプットに活用しているPinterestが気づいたらシルバニアファミリーの画像だらけになっていました。
アイドルは以前から日本の地上から地下まで好きだったのですが、最近はK-POPにもハマりつつあります。スタイリッシュなものからかわいい系統までアプローチが幅広くて勉強になります。特にXGが好きで、パフォーマンスや楽曲のクオリティの高さだけでなくスタイリングが先進的で尖っていて、趣味もありつつ、学びもあります。
アイドルのデビューまでの道のりに密着したドキュメンタリー番組が好きでよく見るのですが、「みんな泣きながらがんばってるんだから、自分もがんばらないと」と感情移入して励まされています。
― 気持ちのリセット方法は?
やっぱりアイドルと音楽です!ライブに行くのも楽しいですし、夜中にポテチとアイスを食べながらアイドルの番組を見るのが至福の時間です。あとは展示会に行くことも多いです。考え抜いて時間をかけてつくられたものを見て、世にでるまでの過程を想像して感動したり刺激をもらっています。
― 将来どんなデザイナーになりたいですか?
いまもトータルでいろんなデザインに携わっていますが、ブランドや世界観を構築するもの全部をジャンルを問わずにつくれるデザイナーになれたらいいなと思います。たとえば製品のパッケージや、音楽のジャケットなどはまだやったことがないので、どんどん挑戦していきたいです。かわいいもかっこいいもきれいも、必要に応じて幅を狭めずどんな表現も柔軟にできるデザイナーになりたいです。
― 創業メンバーとして、いまのneccoをどう思いますか?
すごくいい会社になったと思います!会社としてまだまだ道半ばだとは思いますが、いろんなお客さまやメンバーと出会って仕事の幅が広がりましたし、素敵な会社になったなと思います。阿部さんがみんなを引っ張ってくれて、チーム全員でお客さまに真摯に向き合ってきたおかげですね。本当に、チームの力なくして今のneccoはなかったと思います。常にお客さまと身の周りの人を思いやる優しさと強さを持ったみんなをとても尊敬していますし、そんな姿勢を持った人たちと一緒に働けてありがたいなぁといつも感じています。
― これからneccoをどんなチームにしていきたいですか?
これからも変わらずお客さまのことを第一に考えて仕事をしていきたいです。みんなが勉強して身につけた技術のすべてを、お客さまのために使えるチームでありたい。自分一人のための技術ではなくて、お客さまのために、という姿勢を全員で持ち続けたいですね。
できないなって一人で考えたときに、あきらめる空気にしないことが大事だと思っています。一人じゃできないお仕事は、みんなで一緒に挑戦して乗り越えていきたいです。いまデザイン・スタディー・ミーティングを毎週開催していますが、あとから入社してくれた人から学ぶこともたくさんあるので、みんなが勉強してきたことを共有しあって、できることを増やしていければいいなと思います。
1日の流れ
11:00頃
出勤
11:30
タスクを整理し、日報を書いて業務スタート。前日から寝かせたデザインをブラッシュアップしたり、お客さま・社内のフィードバックを確認します。
13:00頃
お昼。みんなで外食したり、コンビニでお弁当を買ってくることも多いです。
14:00頃
とにかくデザインを進めます。また、お客さまとの定例ミーティングに参加することもあります。頭が働かないときは、15分ほどデスクでお昼寝をすることも。
17:00頃
ある程度までデザインが完成したら社内レビューをしたり、デザインメンバーのレビューもします。
18:00頃
そろそろみんな疲れてきたかな? チョコレートなどのおやつを配って、糖分補給しながら雑談タイム。頭を切り替えて残りのデザインを仕上げます🍫
19:40
今日すべきことが終わっているか確認し、進捗をSlackで共有してタスクを整理します。
20:00頃
退勤。今日もおつかれさまでした!
夏井’s Eye👀
創業時からneccoのデザインを丁寧に育ててくれて、本当にありがとう!これからも一緒にがんばりましょう!
実は私たち、前職(秋田の制作会社)が同じで約10年の付き合いになります。当時からこんちゃんはイラストやキャラクター制作が得意で、「まだ社会人1年目なのに、芯のあるデザインをつくっていてすごいなぁ」と驚いたものです。こんちゃんがパッケージデザインを手がけた商品はいまも秋田駅や秋田空港で販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
現在はオフィスが離れ直接話す機会は少なくなりましたが、会うと好きなアニメや最近使っているコスメの話題で盛り上がります。私の昭和な会話にもついてきてくれるので、「あれ?同年代だっけ?」と錯覚することも。きっと周りの人のことをよく見ていて、人の気持ちを汲み取るのが得意なのだと思います。とっても優しい性格の持ち主です。
創業時からneccoのデザインを根幹から支えているこんちゃん。今回のインタビューで、その根っことなる思いや体験を改めて聞くことができました。これからも豊かな感性と独自性のあるアイデアで、neccoのデザインを引っ張っていってくれたらうれしいです!
📮 お仕事のご依頼やご相談、お待ちしております。
お仕事のご依頼やご相談は、お問い合わせ からお願いいたします。
🤝 一緒に働きませんか?
下記の職種を募集中です。より良いデザイン、言葉、エンジニアリングをチームで追求していける方をお待ちしております。詳細は 採用情報 をご覧ください。
🗒 会社案内資料もご活用ください。
弊社のサービスや制作・活動実績、会社概要、ご契約など各種情報をまとめた資料をご用意しています。会社案内資料 からダウンロード可能ですので、ぜひご活用ください。
(2024年10月時点)
夏井 ひとみ
Hitomi Natsui
宮城県生まれ。 大学卒業後、仙台の広告代理店にて週刊フリーペーパーの取材・編集・ライティング、企業のイベント企画・プロモーション提案などに従事。その後、住宅会社の広報スタッフを経て2014年に秋田県へ。ウェブサイト、パンフレット、商品パッケージデザインなど、さまざまな制作物におけるディレクション・編集・取材・ライティングを幅広く経験。 2017年よりneccoに参画。好きなものはガンダム、花、鳥、写真、歌うこと。似ているキャラクターはニコロビン、メーテル、エボシ御前。こけしにも似ている。